国立中学、国立高校の教育

2009.2.27から

what's new : 2012.2.16 大学受験関連を追記しました。 この後続けて記載していきます。
          大学受験関連は適切な反映場所がないので、この what's new 内だけにしています。
受験→大学受験に関すること」を久しぶりに追記しました。2011/12/11 かなり長文です。
 いよいよ中学/高校の受験も2か月後となってきています。 進学先の中学、高校を決める際にも、最終的には大学進学のことも考慮に入れて検討していることと思いますので、今回はここで記載している「国立高校からの」一般的な大学受験に関するチャレンジの仕方、受験対策の傾向について記載し、高校進学先、中学進学先を考える際の材料にできるよう取り上げてみました。  (続きはこちらから・・・what's NEW

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−−−−−
2.Appendix-1 国立中学の教育

 このページは、教育について考える当サイトに関して、管理人と懇意にしていただいている方からいただいた原稿に基づいて編集しています。

 そして、本サイトは少ない費用負担で大変良い教育を行ってくださり、経済的にゆとりをもって通学させることのできる国立の中学・高校を、勝手に個人的に応援しているサイトです。
 国立の中学、高校は以下(かなり長文です)にいろいろと挙げていくように、良い点がたくさんあり個人的な意見としてお奨めします。 特に国立の中学は、程度の高い応用・発展的内容や、思考力を養成する内容の多い良質の授業が展開され、国立の高校では記述力・考えを表現する力・思考力などの養われる内容を持ち、深さも伴った程度の高い授業が展開されています。 そして高校は自身の意志を持って行動するような生徒さんには、大変良い環境が与えられているように思います。
 従いまして、当サイトでは
国立の中学、高校を目指して頑張っている生徒さんを応援しており、そうした学校の特徴、授業の特徴、こうした学校への進学対策(併願私立、公立(高校)も視野に入れた受験対策)、その他なかなか得難い関連情報などについて調べています。 そしてそれに限らず、学ぶことや、学ぶ環境について考えている生徒さんに、何か有効な情報を提供できればという目的で記載しています。

 −−−−− 概要 −−−−−

 
基本的には、このページは現在小学校に在席している生徒さんに関して、現在の小学校の勉強方法や中学(国立中学 及び 国立系の中高一貫校)への受験、受験して中学に入ったらどんな教育内容の違いがあるのか、国立中学からの高校受験内部進学を含む高校進学事情はどんなものなのか、そういったことがらについて記載しているもので、大きくはこの「国立中学の教育」について書かれている部分と中学受験(「通塾しない中学受験」)について書かれている部分があります。

 現在中学校在席の生徒さんの具体的な学習方法や高校受験、高校へ入ったら、国立高校からの大学受験/進学事情は・・・、こういったことがらについては、別の「国立高校の教育」、「通塾しない高校受験」というページを立ち上げています。
 国立に限らず、受験中学を決める際には(むしろ私立中では)、中高一貫になっているところが多いですから、その先の「高校の教育」に関する記事(国立高校の教育 http://iromizu.com/k_kyoiku_index.html)もご参考ください。

 −−−−− 背景 −−−−−
 本ページは教育全般を考えることを背景としたメインのページ(http://iromizu.com/index2.html)の2章付録節(Appendix-1)として記載しているものですが、前記のような主な理由から国立中学の教育について特に取り上げており、主に国立中学の教育とその入り口(中学入試、内部進学)、出口(内部進学、高校受験)に関する内容を記載しています。
 それに限らず私立中学や公立の中高一貫校について、志望校を決める際の比較検討項目の整理、気づかなかった検討項目の抽出などにも参考になる部分があるかもしれません。 そうした中学の説明会聴講やパンフレットなどを読むときの背景知識や、説明会で聞くべきポイント、質問事項の事前準備情報としてもご活用ができるのではないかと思います。
 具体的に取り上げた国立の中学校では、充実した教育内容の他に、生徒さんは楽しく生活を送っているようなので個人的な意見としてはお奨めと思いますが、その実名を伏せていますので、進学先として検討しているいくつかの中学をいろいろな角度で比較検討するための、是非そうした読み方をしていただくようにお願いします。

 −−−−− 本ページの情報について −−−−−
 中学や高校を受験した時に重要だった内容や、各学校教育の内容というのは、具体的な情報の多くが残りません。 特に国立系の場合には広報活動が少ないため、チャレンジのための内容を含め、公開された情報があまり無いのは事実です。
 本ページでは、こうした情報を伝えられるようにページに留め、ここを志望している生徒さんやそのご家庭から最近の状況を伺って、内容を記録し差し障りの無い範囲については公開しています。 本ページを見て、情報がなんらかの役に立ったと思われましたら、是非次にチャレンジされる方のために
情報の提供をお願いいたします。 次の受験が終わってからでもかまいません。 宛先アドレスは以下のパスワード入手ページまたは末尾付近に記載しています。

 −−−−− パスワードページについて −−−−−
 なお、個別の詳細な内容に立ち入り過ぎている箇所は、公開のページに置くことを避け、パスワードページに記載しています。 (該当箇所に以下のような
+++++,※※※※※※※※マークを記載)

    ・国立中学の教育についての詳細 :

    
 本文中の+++++++マークはこの部分の省略を表します。(パスワード種別A または Bで開けます。)
     パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。
    ・通塾しない中学受験に関する詳細:
     本文中の※※※※※※※※マークはこの部分の省略を表します。(パスワード種別Bのみ)


 パスワードはこのページリンク http://iromizu.com/kc_passwd_nyushu.html)から入手できます。


          <<本文は非常に長いので、目次のリンクをご活用ください。>>

目次     ここをクリックすると左画面にもこの目次を表示します。
             ↑ ご活用ください。

2k−1 最近の中学進学事情

2k−2 国立中学校の教育
 2k−2−1 具体的な授業内容
   (0)全般
   (1)英語
   (2)理科 ・・・ 途中からパスワード種別Aページ内に移ります。
   (3)数学 ・・・   〃
   (4)国語 ・・・   〃
   (5)社会 ・・・   〃
   (6)技術家庭 ・・・〃
   (7)美術 ・・・   〃
   (8)音楽
   (9)保健体育
 2k−2−2 文化祭
 2k−2−3 校外学習
 2k−2−4 ダブルスクールの問題 (塾との掛け持ち) ・・一部パスワード種別A内です。
 2k−2−5 国立附属高校への内部進学の状況 と 外部一般受験 ・・・  〃
 2k−2−6 国立附属中学からの外部高校受験(内申などの話)  ・・・  〃
 2k−2−7 部活、帰宅時間など
 2k−2−8 小学校から国立小学校に進学を考える場合
 2k−2−9 学校説明会(国立、私立)

2k−3 中学入試の実際
 2k−3−1 中学の入試問題はおもしろい
 2k−3−2 算数の入試問題実際例と分析
 2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)
  (1)国語 ・・・ 途中からパスワード種別Bページ内に移ります。
  (2)算数 ・・・ 全体がパスワード種別Bページ内です。
  (3)理科 ・・・   〃
  (4)社会 ・・・   〃

2k−4 通塾しない中学受験
      (〜利用しないという意味ではありません〜)

 2k−4−1 通塾しない中学受験の具体的方法
 2k−4−2 時期と参考書(途中からパスワード種別Bページ内に移ります。)
 2k−4−3 具体的な例 (全体がパスワード種別Bページ内です。)
 2k−4−4 時間の使い方(             〃     )
 2k−4−5 興味、やる気の重要性 (       〃      )
 2k−4−6 どちらが重要? 予習と復習 (   〃      )
 2k−4−7 入試に音楽、図工、家庭、体育実技のある学校の注意点
 2k−4−8 合格最低点と配点比率
 2k−4−9 中学受験をした本来の目的
 
2k−4−10 国立中学校、国立高校を一緒にチャレンジしませんか。(全体がパスワード種別A,Bページ内です。)

2k−5 国立中学校(高等学校)一覧と進学先(合否)情報
 2k−5−1 国立中学校(高等学校)一覧
 2k−5−2 参考、国立中学校(一部)からの高校進学先情報

          
2k−3’ 中学入試の実際(の続き)
                (一部がパスワード種別B内のページです。)

2k−6 本文中省略箇所の参照パスワード入手方法
 (パスワード種別A、Bページへのリンクを含みます)

2k−7 −−− 最後に −−−



          ここをクリックすると左画面にもこの目次を表示します。
             ↑ ご活用ください。




こうした情報は日々変わっていくものですので、本ページも頻繁に更新していく予定です。
従って最新版はこの更新したページの本文をご参照ください。
 新しい情報や、新規掲載予定情報などはこちら( 国立中学・国立高校の教育 What's NEW :
http://iromizu.com/k_kc.html
に記載しています。


以下本文です。
(表示位置ズレを防ぐため、文字サイズは小でご参照ください。)
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2k−1 最近の中学進学事情


 今年(’20××年3月)、うちの近くの小学校は111人の卒業生を出し、その中の男子4名、女子10名の合計14名、約12.5%(8分の1)が近郊の国立あるいは私立の中学校に進学しました。 うちは神奈川県の「いなか」なのですが、ここでもこのような傾向で、首都圏ではこうした傾向(近くの公立中学校にそのまま行かず、国公立、私立の中学を受験して入学する傾向)はさらに強く、平均で約20%強、特にその「傾向が強い文京区では40.6%が私立・国立の中学へ受験して進学しているというデータもあります。 中学受験のことはあまり小学校の中では話題に上がりませんが、実は考えているご家庭は結構多く、上記の数字では首都圏域の平均では5人に一人は中学を受けているということになります。
 そして最近特に、こうした普通の(受験をしないで入れる)公立中学ではなく、私立や国立といった本人
が(受験など)自発的に行動を起こさないと入れない学校にご子息を入学させるご家庭が増えているようです。 国立にしても私立にしても、通常の公立中よりは授業料もかかますし、交通にも多くの時間と費用をかけて通学することを選択しています。
 近くの公立に通学せず、わざわざ通学時間もかかり、授業料もかかる国立・私立へ通学させるのか、その理由についてはいろいろと議論されているようですので、ここでは特に触れないこととし、私立だけではない国立という選択枝があること、その特徴について主に取り上げていきたいと思います。

 本サイトは教育を考えるのが主テーマなので、実際にこうした学校に通学している生徒さんやご家庭から伺った話などを中心に、最近の事情を(個人的な考えとして)記載してみたいと思います。

−−−−−
 このような受験が必要な学校の中で、国立系の学校は(私立と比べ)以下のようないくつかの点で良いところがあり、そうした点を重視する家庭、学生さんは志願する傾向にあるようです。 (中学の場合比較的近くにあるから、という理由もけっこう多いのですが、こうした類は除きます。)
 ・独自の発展的授業を展開しているが、私立と違って授業料は安い
 ・      〃                、学校拘束時間は多くない
 ・男女共学(のところが多い)

 上記の理由などから、是非国立の中学校をと希望する場合、地域限定ですが入試の日程が、多くの国立と異なり2/2に実施されているところもあり、国立2校を両方受験できる地域もあります。(意図的にずらしているようです。) 他の例があるかは分かりませんが、横浜国立大学附属横浜中学校は、多くの(特に都区内の)国立中学校が2/3に入試を行っているのに対し、2/2に入試を実施しています。 従って、ここに通学できる範囲にあり、こうした理由から是非国立にという場合、ここを併願で受験する生徒さんもあるようです。 横浜国立大学附属鎌倉中学校の入試日も’09年度は2/2で、東京の国立大学附属中学校と、この2校のどちらかは併願可能になっていました。 (’08年度は鎌倉中学校も2/3で、横浜〜鎌倉地区に近いところでは、この同じ国大附属中学の2校が併願可能でした。 ’09年度は変更したようです。)

 また前記に挙げた理由の中で、最近は男女共学がよいと思う生徒さん、ご家庭も多く、私大附属高校などでも男子校から共学にかえたとたんに人気が急上昇したというところがあります。 当管理人も「世の中には男女がほぼ同数いてやっているのに、学校は男子だけ、女子だけを集めて教育するのは何か偏った部分が出るのでは?」と考えているほうです。

 さらに、一部の国立中学校ですが、40〜50%程度の生徒さんが附属の高校に内部進学するという学校のケースでは、(全員が進学できないというデメリットの方が強調されがちですが、)高校受験の際には通常の公立中学と比較すれば、自身の進路選択の幅が広くなるというメリットが生かせる国立中学校もあります。 特に併願優遇制度を適用する場合にはこれは大きなメリットになります。 (この詳細はこちら

 こうしたわけで、今回は国立中学校の教育内容、教育事情に始まって、最近の中学受験事情、受験にあたっての通塾の必要性、受験をパスするに必要なこと、一部高校編と重なりますが、こうした中学校の高校受験事情、などのことがらについて記載していきます。 一部比較のため、私立の中学校の状況なども記載していきたいと思います。 

 なお、
以下内容は個人的見解や、あいまいな事実が含まれたり、(知らずに)誤っている内容が含まれる可能性もありますので、そうしたことに留意の上お読みください。 本当に必要な情報は各校から出されている公開情報などからよくお確かめになってご利用ください。 また諸般の事情により、詳細な記載を取り上げた実際の国立中学校は実名を伏せて掲載します。 ただ、そこに通学している、あるいは受験しようと考えているご家庭、生徒さんにはどこなのかは分かるかもしれません。

2k−2 国立中学校の教育

 以下は公表されている情報からの一部の国立中学校の授業時間数(5教科)を比較したものです。 数字は週当たりの時間数です。 こうした比較をしてみると、各校が何に重点を置いているかが見えてきたりします。 表中に私立中学校を比較のために載せてあります。
 KISI中学とAZB中学と表記したものはある有名な中学ですが、土曜も授業があり、5教科の授業時間数は非常に多くとられていることがわかります。 また、学習進度も早く、高校受験がないため中3の後半には高校1年の辺りを学習しているそうです。 (従ってKISI高校に外部受験で入った生徒さんは、1年間中学から上がった組とは別のクラスで授業を行い、進度を合わせているそうです。)
 私大附属中学の例も一つ挙げていますが、やはり一般公立中学よりは5教科の授業時間配分は多いようです。 ここは大学受験もないため、独自の特色を出した教育が行われ、スポーツや芸術方面に打ち込んだりする環境も整えられているらしいです。 (さらにいくつかの私大附属高校の方では、第二外国語の授業なども行われているようです。)
 国立系の学校も通常の公立よりある程度5教科に重点を置いていますが、一部の私立ほど極端ではありません。 また、私立は週6日制のところが多いですが、国立系は(一部筑駒の隔週6日制など特殊なケースを除き)通常週5日制をとっています。 しかし、授業時間数は多くとっていませんが、授業内容は通常の教育指導要領の範囲よりは応用、発展といった方面に力が置かれ、教科書から離れてプリントなどを多用して、考えさせる授業を展開しており、一概に授業時間数だけで内容を判断できないような部分があります。 生徒さんの多くは受験を経て入学してきているため、ある程度学力の均一化が見られ、独自の応用・発展的内容の展開はやりやすいようです。 また、土曜日の授業が一般にはないため、学校とは別に自分でやりたいものがある場合には、むしろ好都合と言えるでしょう。 国立系の学校では、自分の意志を持って何かに取り組む生徒を育てたいという方針を目にすることがありますが、こうしたところの方針にも沿っているといえるでしょう。

                                 一部情報の古いところがあります。
学校名 年次 英語 数学 国語 理科 社会 合計
一般公立(比較) 1年
2年
3年 2.3 2.5 44.8
筑波大学附属中(H21年度) 1年 3.5 4.5 3.5
2年 3.5 3.5 3.5
3年 3.5 56.5
筑波大学附属中(参考、H19年度) 1年 4.5 3.25 3.25
2年 3.5 3.5 3.5 3.5
3年 3.5 53.5
筑波大学附属駒場中 1年
2年
3年 58
お茶の水女子大学附属中(H21年度) 1年
2年
3年 55
お茶の水女子大学附属中(参考、H19年度) 1年 3.5 3.5
2年 3.5 3.5 3.5 3.5
3年 3.5 3.5 53
学芸大学附属世田谷中(H21年度) 1年
2年
3年 56
学芸大学附属世田谷中(参考、H18年度) 1年
2年
3年 3.5 52.5
学芸大学附属竹早中 1年
2年
3年 51
学芸大学附属小金井中(H21年度) 1年
2年
3年 2.4 47.4
学芸大学附属小金井中(参考、H19年度) 1年
2年
3年 2.5 44.5
横浜国立大学附属横浜中 1年
2年
3年 45
横浜国立大学附属鎌倉中(H21年度) 1年
2年
3年 2.4 48.4
横浜国立大学附属鎌倉中(参考、H19年度) 1年
2年
3年 2.3 2.4 44.7
KISI中(私立、比較) 1年
2年
3年 78
AZB中(私立、比較) 1年
2年
3年 71
WSDJTSGY中(私立大学附属、比較) 1年
2年
3年 59

 国立の中学校では、最新の状況を授業に取り込んでいくため、授業時間数は各入学年度で見直しがされて、異なっていることもよくあります。 最近ではゆとり教育の弊害を元に戻すためか、全般的に授業時間数の増加が見られます。
 授業時間数の毎年の改訂は、全ての国立中学校について記載するにはスペースを取りすぎるため一例で示すと、例えば東京学芸大学附属世田谷中学校では以下のような毎年の改訂が行われています。
    H18年度  19年度  20年度  21年度
英語   12     10     12     12
数学   10     11     12     12
国語   12     12     12     12
理科    9.5    9      9     11
社会    9      9      9      9
合計   52.5   51     54     56
(3年間の週当たり総時間数)

 以下は具体的なある国立中学校の授業内容です。 冒頭にもおことわりしているように、あまり詳細な内容は公開ページに記載することが望ましくないと考えられるので、それぞれ以下のパスワード保護リンクページに記載しています。 (パスワードの出所は以下に記載)
 ・国立中学の教育についての詳細 :本文中の+++++++マークはこの部分の省略を表します。
  (参照パスワード種別AはHOME1−2a「ジュースで乾杯」のマジックに記載しているパスワードと同一です。)
 ・通塾しない中学受験に関する詳細:本文中の※※※※※※※※マークはこの部分の省略を表します。
  (参照にはパスワード種別Bを別途入手ください。 高校受験に関する詳細編と同じものです。)

 パスワードの入手方法パスワードページへのリンクについては、ここ を参照してください。

2k−2−1 具体的な授業内容
 前節で国立中学校独自の応用、発展的授業展開について記載しましたが、具体的にどのような授業が行われているかは実際に入学してみなければ分かりません。 そこでいくつか、実際にこうした学校を受験したり、通学している生徒さんやそのご家庭、家庭教師をされている方などから見聞きしている内容から記載してみたいと思います。
 以下は
ある特定の国立中学校の授業内容についてのもので、全ての国立中が同じという意味ではありません。 傾向を見るような形でご参考ください。 また最初の方でおことわりしているように、諸般の理由により具体例を挙げた複数の国立中学校は、その学校名を伏せて記載しています。
 ただ、こうした傾向を事前に把握しておけば、
志望する学校(国立に限らず私立も)の説明会にいったとき聞きたい内容を整理したり、深めておくことができると考えられ、説明会聴講やパンフレットなどを読むときの背景知識として活用できるのではないかと思います。 学校の実名を伏せていますので、是非そうした読み方をしていただくようにお願いします。

 (0) 全般
     国立中学校というのは、教育を研究している機関である国立大学の教育学部あるいは
   教育を専門に教えている国立の教育大学に付属している機関です。 従ってここで行われ
   ている教育の一部については、先端の教育を実地で行って結果を見たり、広く一般に取り
   入れるためのフィードバックを行うデータを取ったり、こうした教育を研究するためのフィール
   ドとしての意味合いがあります。
     また、秋のある一時期1ヶ月間程度、こうした教育学を専攻している学生さんの実習の
   場ともなります。 この時期には通常の公立中学校では考えられないくらい大勢の(例えば
   70名/4クラス)教育学部生の実習の場となる時期があります。
    先端の教育というものは、教育の理論でいろいろと考えられているものが取り入れられて
   いくわけですから、良いものが多いかもしれませんが、といって必ずしも全てが良いとは言え
   ないでしょうし、また経験の浅い実習生による授業が必ずしも悪いものとも言えませんので
   (むしろ生徒さんへの当たりが柔らかいので生徒さんには好評のようです。)、これは良し悪
   しの問題ではなく、入学を考えているのであれば、こうしたことが行われているとい事実を
   知っておけばよいということと思います。
    また、(例に取り上げた学校では)、1学年あたりのクラス数は4、1クラスは40人の構成
   になっています。 通常の公立中学校は学年あたり6〜7クラスが普通ですから、クラス数
   が少ない割には各科目で分野毎に2人の先生で担当を分けていたりしており、そのクラス
   数に比べて先生の数は多く、その分内容が練られた授業展開ができるようです。

    また、通常の公立中学校と比べると宿題は多めです。 宿題の提出状況や内容もしっかり
   と見て返却され、結果が評定にも影響しますから、皆まじめに取り組んできています。
    学期末には期末試験の結果または総合的な評定の度数分布表が配布され、自分が学年
   のどの辺なのかが明確にわかる資料が本人と保護者に渡されます。 高校と違って赤点とい
   うものはありませんが、ある評価以下の場合、学習の仕方に問題があるので見直した方が
   良いのでは、というアドバイスがなされ、更にある水準以下になると長期休暇中に科目毎の
   補習があり、不十分なところが補われるような個別の学習指導が行われます。

 (1) 英語
    ここで取り上げた学校については、英語は主担任の先生以外に3人ほど別の先生がいて、
   それぞれの授業が行われています。 リスニングや英語による会話を重視した授業では、ネ
   イティブの外国人の先生がついて、英語だけを用いた授業も展開されています。 NHKラジ
   オの基礎英語放送 を聞くことが指導され、期末試験などはこのテキストの中からも出題さ
   れているようです。
    例えばNHKの基礎英語 I は中1を対象にしているように見えますが、その範囲を超えた内
   容も多々取り上げられており、単語・熟語などは学年を超えた範囲のものも多く登場するた
   め、これを継続することで全般的な英語力、日常の会話に対応ができる英語力がつくものと
   思われます。
     また、生徒同士で机を囲んで英語の質疑をやったりするなど、英語のコミュニケーション
   を重視しているようです。
    教科書以外の副教材、読本も2〜3種類あり、英語には力を入れています。 1年生を例に
   とると、2学期の終わりには、通常の1年の教科書は最後まで終わるというようなペースで、
   3学期からは2学年の範囲が始まり、また副教材による授業が行われています。

     文化祭では英語の授業からの課題作品を展示しており、おもしろい内容の英語作品展示
   が見られます。 こうした中学受験のある学校では、来年受験する生徒さんなど、文化祭を見
   に来る外部のお客さんも多いため、展示作品造りには力が入っており、力作やとてもおもしろ
   いものが見られます、逆にこれを作っている生徒さんは大変苦労をしているようです。 ただ、
   こうして頑張って良い物を作ったことが英語の実力につながっていっているのではないかとも
   思われます。

 (2) 理科
    理科も1分野と2分野で違う先生が担当しています。 1分野の授業は発展的な内容が多く、
   ほとんど教科書ではなく、独自のプリントで行っています。
    また、この理科では授業中にやったことの理解確認や内容を深める意味で、2年くらいにな
   ってくると難関私立や国立高校の理科入試問題例を利用した演習が行われたりしています。
    授業を本当に理解したか、応用、発展ができるかは、そうした別の角度から聞いてくる問題
   をやってみることでしっかり浸透しますので、こうした演習というのは非常に効果的です。 わ
   かったつもりになっていたことも本当の理解ができておらず、そういう演習で理解が深まると
   いうことがあります。
    そういう意味でこうした演習は非常に良い教育であると思います。 なお、この演習内容か
   ら類似したものが期末試験などで出題されるため、生徒さんは期末対策としてもじっくりと個人
   学習をしてくるようです。

    例に取り上げた学校の理科教育は大変良い内容なので、一部もう少し詳細に記述したいと
   思います。  (以下パスワード種別Aページへ移ります。)

+++++ 35行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

    英語でも複数の先生が担当しているという話を書きました。 先生が複数だと授業準備も
   念のいったものになって良い反面、期末試験(ここでは中間試験はなし。)も分野毎に違う
   先生が作成するので、念入りに作成されたものになり、問題量が多くなりすぎてしまう場合
   もあるようです。 こうした先生が複数人の場合には、その時になったら注意要のようです。

 (3) 数学
    数学は図形と代数で先生が異なり、理科と同様に2人で担当しています。 テキストも教
   科書以外の問題集などを副教材として多用しているようです。 (以下パスワード種別Aペー
   ジへ移ります。)
+++++ 14行省略 +++++ 
パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 (4) 国語
    国語は文章の読解と古文・文法でやはり先生が異なり、2人で担当しています。 (以下パス
   ワード種別Aページへ移ります。)
+++++ 16行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 (5) 社会
    社会は1年生の例ですが、地理と歴史でやはり先生が異なり、2人で担当しています。
   (以下パスワード種別Aページへ移ります。)
+++++ 3行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 (6) 技術家庭
    同様に技術と家庭科で先生が異なり、2人で担当しています。 (以下パスワード種別Aペー
   ジへ移ります。)
+++++ 7行省略 +++++ 
パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 (7) 美術
    (以下パスワード種別Aページへ移ります。)
+++++ 4行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 (8) 音楽
    これは内容把握、比較が難しいため、コメントは差し控えます。 音楽の授業に興味があって
   このページを参照された方には申し訳ありません。
    文化祭では合唱などが行われます。

 (9) 保険体育
    これも内容把握、比較が難しいため、コメントは差し控えます。 体育の授業に興味があって
   このページを参照された方には申し訳ありません。
   

 以上のように、ここで例に取り上げた国立の中学校については、非常に授業が充実しており、科目によると思いますが、高校入試問題などを利用した理解を深めるような教育も行われます。 例年附設高校に内部選抜により生徒総数の30〜50%程度が進学していますが、一般入試と同様の問題での入試形式で選抜が行われますし、ほぼ全員が併願私立やいわゆるすべり止めの私立を受験し、一部は公立高校の受験などを受けていますので、こうしたこともその背景にあるのではないかと思います。 一度中学の区切りに受験という形で3年間の内容の整理を行わなければなりませんが、総復習ということで良い面もあるのではないかと思います。

 さて、附属高校のない国立中学は多く、また附属高校のある中学の場合でも100%進学でない所は多く、この場合通常の公立中学と同様、実際の問題として高校受験は生徒の重要な関心事の一つです。
 国立の中学というのは国立大学の教育学部に附属する教育研究を目的とした機関ですから、ほぼ完全な附属や中高一貫でない場合には、そこからの生徒各自が希望する高校へ進学できる状況というのは、その中学で実践されている教育の質を表すものとしての指標ともなり得ます。 そして、その国立大学教育学部で研究している教育は多面的、多分野にわたりますが、そうした希望高校への進学状況というのは、総合してその教育効果を示すものとして世間では捉えられてしまうという側面もあります。 従ってそうした国立の中学も、在籍生徒の希望する高校への進学状況には大きな関心を持っています。
 さらにこうした背景や高校受験事情は、同、国立の高校がその教育の背景に持っている大学への進学や、大学受験対策に背景を同じくして通じるところがあります。 この詳細は 〜高校編〜 の方、
 ここのリンク(2章 Appendix-2 〜国立高校の教育〜 2m−2−1 授業の特徴
          (3)大学受験対策について の後半)に記載しています。
 比較検討などをしている場合には上記 〜高校編〜 のリンクも関係する情報となり得ますので、チェックしてみてください。

 高校受験関連について
 この辺の高校受験事情や内部進学については、以下本ページの
 ・2k−2−5 国立附属高校への内部進学の状況 と 外部一般受験
 ・2k−2−6 国立附属中学からの外部高校受験(内申などの話)
 ・2k−2−8 小学校から国立小学校に進学を考える場合
でも記載していますが、同様に国立高校を受験する場合の話の関連として、一般中学からの外部受験や内部進学、国立附属中学からの(私立など)外部受験の話などが関係してきますので、もう一方の対をなしている「国立高校の教育」の以下のような項でも、受験する場合の(入り口の)話に関連した内容を記載しています。

 ・2m−2−8 国立の中学校から国立高校に進学を考える場合
 ・2m−3 高校入試の実際
 ・国立高校と公立高校の入試倍率について
 ・私立大学附属高校を受験する場合の注意点
 ・2m−3−1 高校の入試問題分析
 ・2m−3−4 独自問題出題公立(都立、県立)高の独自問別合格点(推定)
 ・2m−3−5 国立高校の合格最低点
 ・2m−3−6 高校受験の併願優遇制度について
 ・2m−4 通塾しない高校受験


 −−−−−
 2011.12.11追記
 大学進学のことも考えて進学先を検討する際の留意事項:
 進学先の中学(中高一貫校含む)を決める際にも、最終的には大学進学のことも考慮に入れて検討していることと思いますので、ここで記載しているような「国立中学→国立高校からの」一般的な大学受験に関するチャレンジの仕方、受験対策の傾向について記載し、その他一般的に中学(または中高一貫)の進学先を考える際の材料にできるよう取り上げてみました。
 詳細は以下のリンク記事( what's NEW 内の記事)をご参照ください。
 記事の目次:
  中・高受験→大学受験に関すること(かなり長文です)
  [1]大学受験について
  [2]高校受験について
  [3]中学受験について


 2012.2.16追記
 大学受験について、what's NEW 内に上記[1]の記事の続きを記載しました。

  [1']大学受験について

  [2']高校受験について
  [3']中学受験について

     
なお、大学受験関連は適切な反映場所がないので、この what's new 内だけにしています。


 −−−−−
 なお、書く適切な場所がないのでこの辺の欄外に書き加えますが、この例に取り上げた
国立の中学校は冷暖房完備で、梅雨の蒸し暑い時期から残暑の厳しい季節まで、教室内
は快適に過ごせそうです。
 ちょっとしたことですが、こうしたことも中学を選ぶ際の比較検討項目の一つになります。
 市販の資料には、こうしたことの記載のあるものと、無いものがありますので、こういう細
かい記載にも注意して学校の資料を読み比べてみるとか、学校説明会で実地で見る/聞
いてみるなどすると良いでしょう。
 また、この他に、

+++++ 7行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。


2k−2−2 文化祭

 多くのこうした受験のある学校では、文化祭は見に行くと非常におもしろいものが多いと思います。 展示などもたくさんあり、良くできた内容のものがあります。 これは実際に訪ねて見るのが一番でしょう。
 文化祭は在籍生の関係者だけでなく、近所の方やそのうち/来年中学を受験することを考えている方々が見学に来るので、準備には非常に力が入っています。 その準備に関しては、各科目のところで少し記載しているとおりです。

2k−2−3 校外学習

 年に2回程度校外学習があり、要するに遠足みたいなものです。 山に行って宿泊したり、科学館に見学に行ったりと、これはどこの学校でも良く行われているものと同じでしょう。 各学年ごとに年2回程度出かけているようです。

2k−2−4 ダブルスクールの問題 (塾との掛け持ち)

 実際にこうした国立の中学校に通学する生徒さんの多くは、入る前に受験を何らかの形で(附属小学校がある場合でも)経験しているからなのかはわかりませんが、学校の後何か別の塾に行ったり、通信教育によるものを受けたり、何かしら学校以外の機関での学習をしているようです。 以下具体例ですが、立ち入った内容なので公開ページにおくことは避けた方が良いと判断され、パスワード種別Aページに移ります。 また、別途記載する「通塾しない高校受験」(在学年が中学校生徒さん向けのページ)にも密接に関係してくるところです。

+++++ 11行省略 +++++ パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

2k−2−5 国立附属高校への内部進学の状況 と 外部一般受験

 国立中学校では附属する高校がないところの方が多いですが、いくつか内部進学の形で進める附属高校のあるものがあります。 そうした国立高校と併設する国立中学校との関係にはいくつか種類があり、
(1)完全に高校に附属して希望すれば100%進学できるもの
(2)大多数(80%程度)が附属高校に進学できるところ
(3)40〜50%程度が内部進学するところ
があります。
 
 (1),(2)は中学に入ればほぼ付設の高校に進学できるので、高校の受験という意味ではさほど気にすることがらはないのですが、(3)のケースでは一般公立中学と同様の(内部進学枠内での)高校受験があります。 内部進学枠内の定員数が受験者数に比べてゆとりがあるため、外部からの受験に比べると競争倍率はずいぶん低く、難易度も多少下がるようですが、受験は受験ですから、すべり止めを受けたり、高校教育編(高校受験について)の方で詳述するような「併願優遇制度」を活用した受験校の選択をするなど、受験期の中3の時期になると、通常の(進学する生徒は全員が受験する)公立の中学と変わらない様子になるようです。
 とはいっても(3)のケースでも通常の公立(市立、区立)中学から高校を受験する場合に比べると大きなメリットになります。  全員が附設の高校に進学できるわけではないため、附設の高校へ進学希望か否かに関わらず、ほぼ全員が私立などをいわゆる「すべり止め」として受験したり、あるいは第一志望で受験したりします。 通常の公立からその附設の国立高校を外部一般受験しようとすると、ここは非常に狭き門で難易度が高く、合格可能性の高い併願校として受験することは難しいわけですが、附属の中学校から内部進学する場合には採用人数枠が多少多くなっている分だけ進学できる可能性が高くなるわけです。(それでも難易度は高く、附設中学校内、附設中学校間の競争があるようですが。)
 従って、こうした中学校に進学した場合には高校受験の際、合格可能性の高い選択肢として「国立高校」が加わり、次の3つの選択肢ができるわけです。[1]附属の国立高校を第一志望にする、[2]私立を第一志望にする、[3]公立(都立、県立)高校を第一志望にする(附設高校を辞退するか不合格でなければ公立は受験できないのですが)
 高校を受験する際には、どこを第一志望とするか、どこを併願にし、どこを「すべり止め」にするか、けっこう悩んだりしますが、ここでもう一つ選択肢ができるということは、通常の公立中学校と比べて非常に大きなメリットであるといえます。 
 さらに高校受験では「併願優遇制度」を適用して受験するケースが多いですが、これを利用する場合には大きなメリットになります。 都内、県内私立高校の併願優遇制度は「内申がある基準を満たしており、当該高校が第一志望であれば(他に私立を受験しなければ)、一応の入試はありますが、結果はまず間違いなく合格にしてもらえる」という制度です。 (なお、この「併願優遇制度」を適用した受験の入試日は、通常の私立高校が多く入試を実施する2/10に設定されている高校が多く、これを適用する場合には実際に他校の多くを受けることができないように日程が組まれています。)

 以下、少々微妙な話になってきており、いろいろな配慮から公開ページに置くことは避けた方が良いと思われるため、パスワード種別Aページに移行します。

+++++ 8行省略 +++++
 パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 こうした経済上の話(保護者さん側の話)だけではなく、高校入試では受験生も非常にナーバスになったりしますので、こうした違いは非常に大きいものがあると考えられます。

 なお、全員/ほぼ全員が附設高校に進学できるケースが一番何も考えなくてよいのですが、逆にその附設国立高校以外に進学したい高校ができてしまったりすると、このメリットは生かせなくなるだけでなく、なぜ附設高校に進学できるのに外部の私立を受験するのか、という問題に触れざるをえなくなってくるわけです。

 なお、内部枠の受験は外部枠の受験と同じ日に行われるため、別の国立を含め、同じ日に行われる他校の受験をする場合、必然的に内部進学枠での選抜を放棄することになります。 (他の国立の受験は不許可ではないようですが、他校ですので外部受験ということになります。 その分難易度と競争倍率は一般的にはかなり上がります。)

 中学の入試についてはこのあと2k−3 「中学入試の実際」でふれていきますが、その前に、こうした(3)のケースでの中学内部進学者の付設高校進学競争倍率や難易度なども少し記述しておきたいと思います。 また、附属の小学校があるケースで中学から編入した生徒が付設の高校に進む割合と、小学校から中学校に進んだ生徒が高校に進む割合についても学校説明会などで質問が出ています。 こうしたことについても少し記載しておきたいと思います。 (以下パスワード種別Aページに移ります。)

+++++ 36行省略 +++++ 
パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 さて、(附設高校のある)国立中学から附属高校への内部進学事情、内部進学の難易度などについて詳述しましたが、最近この傾向にもう一つの特徴が現れてきているように感じます。 これは外部一般受験でも同様のことが言えるのですが、それは「人物 あるいは 態度、学習に対する姿勢」といったことも重視する傾向になってきているということです。
 筆者の個人的な見解だけの可能性もありますが、例えば附属中学校から附属高校への進学判定基準については、はっきりと「内申:入試結果 は 1:1 で見ている、1,2,3年の各学年評定が高校に伝えられている」ということを明言しています。 また、外部一般受験の場合には従来から「1次合格者に対する2次試験での面接」がありますが、この面接結果についてもこれを重視する傾向にあるように感じられます。 これを裏付けるものとして、例えば、(国立高校の教育 〜 国立高校の受験編の方で詳述しますが)2次試験の面接では、内申書の記載事項に関係することがらについてさらに深く聞かれたりすることがあるようです。
 従来は面接は形式的で面接の結果は誰も大きく変わらず、結局1次の入試結果でほとんど決まっているという推測がなされていましたが(進学塾などの情報による)、少しこの辺は変わってきているのではないかと言われています。 これは、この高校のホームページにも記載(注※)があるように、学問他に対する姿勢を重視していることの表れと捉えられるかと思います。

 ※注:同校のホームページより1文を引用 「・・・。生徒各自が主体的に、学問に対する絶えざる好奇心・誠実さ・判断力・創造性を培うとともに、自己の心身を鍛え、また他人に対する思いやりをはぐくみ、本校卒業以降の人生・学問に資すべき幅広い視野・思考能力・知識・態度・意欲等を養うことを強く求めてまいりました。・・・」


 長くなりましたが、その一方で、完全に附属になっている筑波大学附属駒場中学と高校の関係では、内部中学生は希望すれば100%高校へ進学でき、また、外部からの高校への受験生に関しては、内申の扱いや過去の問題での合格最低点、合格者平均点、最高点が公表されています。
  例                一般受験合格最低点    合格者平均点    合格者最高点
  ・平成21年 筑駒高校    349点/600点満点                 431点
  ・平成20年 筑駒高校    383点/600点満点                 445点
  ・平成19年 筑駒高校    361点/600点満点    387.2点      445点
  ・平成18年 筑駒高校    354点/600点満点    382.6点      421点
   (5教科×各100点満点に内申を100点満点で換算して加える。)


      附設国立高校のある国立中学の内部進学について、
重要な事項
      国立高校の教育
      2m−2−8 国立の中学校から国立高校に進学を考える場合
      に追記しました。 進学を考えている場合には是非ご参照ください。
      ('11.2.26)


2k−2−6 国立附属中学からの外部高校受験(内申などの話)

 国立の附属中学校を受験するかどうかを判断する際に、1点、良く調べておかなければいけないことがあります。
 中学校を3年間過ごす後半には高校進学の話が出てきますので、入る前にこの辺がどうなっているかを事前に良く知っておく必要があります。 全員が附設の高校に進学できる場合にはあまり考えなくてもよいでしょうが、多くの国立中学校では附設の高校がなかったり、あっても定員があったりですので、、これに漏れた場合の対策として、すべり止めを受けたり、県立、都立などを受けたりすることを最初に想定しておく必要があります。

 高校受験の際、特に気にする必要があるものに内申があります。
 昔は中学校の評価はどこも相対評価で、優秀な生徒さんが集まる学校ほど高い評価を得ることが難しく、こうした外部の高校を受験する必要もあるような国立の中学校は敬遠される傾向にありました。 相対評価では、一定の割合で5,4,3,2,1を必ずつけなければならず、満点でも1を付けられたなどの話もあったようです。(例:横浜国立大学附属鎌倉中学校内申書事件) 評価が悪いと当然内申も低くなり、特に都立、県立などの内申を重視する高校の受験の際には大変不利になったこともあり、できる生徒さんが多く集まっている中学校に行ってしまったために、本来ならば行けたはずの希望する高校の受験をあきらめた、などという話も現実にあったようです。
 現在では東京都も神奈川県も絶対評価制を採っており、一定の絶対水準に達していれば、5でも4でも付けてもらえるので、こうした問題はなくなり、外部高校受験をする必要のある国立中学校の人気も更に上がってきたようです。
 しかし、一点だけ注意する必要のあることは、その学校毎に評価の基準にはやはり違いがあるということです。 評価基準を満足していなければ、やはり良い評価はもらえません。 基準自体としては、他の公立と比べて高いハードルではないと思いますが、評価項目・内容自体が違う、土俵が違っていては思っていなかったことにもなる、という可能性は考えておく必要があるでしょう。
 以下に具体的にある国立中学校の教科別評価の観点を簡単に見てみることにします。 (こうした評価観点はかなり詳細に、内容とそのウエイト%まで関係者に公表しているところもあるようです。)
(以下パスワード種別Aページに移ります。)

+++++ 40行省略 +++++ 
パスワード種別AはHOME色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 「国立高校の教育」編でも記載していますが、私立高校の併願優遇制度(内申が非常に重要になってくる)などや、公立高校の推薦入学制度(同様に内申が非常に重要)があることも考えると、入る前に内申の扱いは良く把握しておく方が良いでしょう。
 併願優遇制度や推薦入学を利用することも考えておくならば、学校欠席日数なども考慮されますので、中1のときも学校の出席数には気をつけておきましょう。 通常は1学年当たり10日以上の欠席がある場合、その理由などが聞かれます。

2k−2−7 部活、帰宅時間など

 部活動などは、当然学校の活動として体育系、文化系両方ともあります。 学校によって部活に何があるかは全く違うので、説明資料などでよく見ておくしかありません。
 一点だけ注意することは帰宅時間で、遠くから通学してくる生徒さんもいますから、夕方遅くまで部活をやったあと、電車で1時間ほどかけて帰宅するのはつらいという生徒さんもいるかもしれません。 遠いところの生徒さんは、当然朝も早いですから。
 また、授業時間が変則的なところもあったりします。 期末前までは夕方8時限目まで授業がある曜日もあったりしますが、期末が終わると長期休暇前のモード(各、夏、冬、春)に入り、いろいろなイベントなどで帰宅がやけに早くなったりする週があります。 また中学の入試が行われる2月の当日、翌日、翌々日は、手伝いをする生徒さん以外は自宅学習(休み)です。 こうしたときのために教育時間合わせで期末までは授業が長い曜日があったりするのかな? と思ったりするようなこともあります。
 平日の時間が多少長い分、休みの日が多かったり、短時間の日が多かったりと、めりはりがあって逆に良いのかもしれません。


2k−2−8 小学校から国立小学校に進学を考える場合

 全国に国立の小学校はたくさんあり(リスト参照)、教育研究のフィールドとなっています。 ここでは先端の内容なども取り入れた教育研究がなされているため、よい教育が受けられると考えられ、通常の公立小学校に進学する場合と比較して良い点はたくさんあっても、悪いという面はあまりなさそうです。

 ただし一点だけ、これは入ってから考える、気をつけた方が良いと思われる事項があります。
 こうした小学校では通常希望すれば全員附属の中学校に進学でき、附設高校がある場合には希望すれば80%程度がそのまま進学できるところ、内部選抜で30〜50%程度が進学するところなどがあります。 こうした内部選抜の関門も厳しいものがありますが、気の持ちようで考えると(高校受験の厳しさという点では)外部からのものに比べればですが、比較にならないくらい気は楽にしていられるという点があります。 前述のようにこうした関門がほとんどパススルーであるところも多く、こうした場合は大学の受験期になって初めてこうした受験の類の厳しさに接することになる場合があるということです。
 公立中学校では全員が(推薦などもありますが)何らかの形で厳しい受験を経験しているのに対して、附属小学校から進学する場合にはこうした(考え方によっては)比較的気楽でいられる面があり、これは大変大きなメリットでもありますが、逆に考え方によってはデメリットでもあるということに注意しておいた方がよいでしょう。 同様に国立の中学校へ厳しい受験を経て入ってくる生徒さんは、こうした厳しさを一度味わっていると思いますので、国立小学校に進学した場合には、一点だけこうしたことに注意して、一般公立小学校、中学校ではどんな様子なのかを気に留めておくようにした方がよいでしょう。

 こうした国立中学校の附設高校内部進学、外部受験に関する具体例を用いた更に詳細な分析については<<ここ>>をご参照ください。
 上記で取り上げた例の方は、小学校から中学校へは全員が進学、中学校から高校へは中学から編入した生徒さんと合わせて全体の30〜50%が進学する程度の内部選抜があり、附設高校進学にしても、私立、公立進学にしても、ここで全員が高校受験の関門を通過します。
 しかし、先に挙げたように、中学校から高校へも(中学編入の生徒さんと合わせて)ほぼ80%以上が進学するケースの場合には、小学校から入った場合には6、3、3の最後の12年目になって初めて厳しい大学受験というものに遭遇することになる可能性もあるわけです。 12年間羽を伸ばしすぎた、こんな事態は予想もしていなかった ということにならないよう、特に小学校から入って何の問題もなく過ごしている場合には逆に、多少なりともこうしたことに配慮しておくべきではないかと思います。
 メリットと思って選んだ点が、逆に12年目になって初めてデメリットの方に転じないよう、以上のようなことを念頭に置くこと、小学校入学時点から考える場合には、ここだけは注意しておかなければいけないかなと思います。


2k−2−9 学校説明会について (国立、私立)

 各学校の様子や方針を伝えるものに学校説明会があります。
 この項では3校の説明会内容を例として挙げ、校内の様子や学校方針をどのように伝えているかを記載しておきたいと思います。

 学校説明会は10月がピークと言ってよいかと思います。
 ここでは2つの国立中学(中高一貫校)/国立高校(附属中学のある高校)について、2010年に行われた説明会での話の概略について記載し、また今回取り上げた国立中学(中高一貫校)とよく併願されていると言われている私立のKISI中学/高校の説明会の内容も掲載しておきます。
 対象校を少し考えているがまだ聞きに行っていない、今回は都合で聞きに行けなかった、聞きに行ったが内容の詳細は忘れ始めている、こういった場合には是非ご参照ください。

 この3つの中高ですが、公開ページではTKKM中高、KISI中高、TGD高など略称を用いていますが、パスワードページ側ではこうした特定の対象校の情報に関心のある方も参照されていますので、略称でなく正式名称で記載しておきたいと思います。

−−−−−
全般傾向:
 国立の中学/高校というのは、教育研究というミッションを持っているため、だいたい学校の大きな方針のような話はどの国立中高も同じような方向になるようです。
・自由な雰囲気のもと、知的好奇心/関心を持たせるような教育を行い、考え方を学ぶ過程で
 知識も習得していく。(本当の学びがある。)
・授業だけでなく、学校行事や部活動を通して成長する。
・教育研究の使命を持っているため、そうした研究のフィールドになり教育実習生の受け入れ
 がある。
・次は特に国立高校(中高一貫も高校に相当する学年)に多いですが、
 * (大学)受験テクニックの指導のようなことはやらないが、生徒の進路指導はしっかり行う。
 * 教育は物事の本質に迫るような考えさせる内容、自身の考えや調べたことを表現させるよう
   な内容を行う。

 上記に挙げた数点が国立中学/高校に共通して見られる大きな特徴、方針でしょう。 これは今回挙げたTKKM中・高、TGD高校など国立の中学/高校だけでなく、同時に挙げた私立 KISI中/高校も同じような内容でした。


 以降、同じ内容が「国立高校の教育」2m−2−9 に記載されていますので、詳細を省略します。


−−−−−
(1)TKKM中/高 (国立中高一貫校、高校で約40名の一般外部生の編入あり)
 ここは基本は中高一貫の教育を行っており、中学から入った者は希望者は全員高校に進学できます。 中学からの定員は120名、高校からも若干の40名を受け入れ高校では160名定員の少人数教育制を採っている学校です。

 以下説明会でのお話の要旨です。
 なお、配布された資料やパンフレット等に記載されている内容は多くがホームページ等で公開されているため、掲載を省略します。

−−−−− 要旨 −−−−−
・教育目標について
(副校長より)
 この学校の校風は自由闊達です。 教育目標は挑戦、創造、貢献です。
 ここで、今年2010年6月に地球帰還を果たした「はやぶさ」の例を挙げて、この教育目標の具体的な主旨について述べていました。
 この「はやぶさプロジェクト」は誰も今までやったことのない挑戦だったわけですが、本校に入ってくる生徒さんには、こうした似たような体験をさせてあげたい。 ここまですごいことができる訳ではないですが。
 これまでの科学を発展させてきた先人が十数年かけて築いてきたものを、それぞれ数十分の授業で学んでいくことになるわけですが、こうしたものを築いてきた過程も大事にして、(そのほんの一部しかできませんが)その創造過程も体験させてあげたいと思っています。
 ただし、先人がやってきた仕事は膨大なので、全部やろうとしたら何百年もかけても足りません。 従って、その学問の重要なエッセンスを数十分の授業の中で学び取ってしまうこと、これも学ぶ姿勢として否定しません。


 以降、同じ内容が「国立高校の教育」2m−2−9 (1)TKKM中高 に記載されていますので、詳細を省略します。


−−−−−
(2)KISI中高 (私立中高一貫校、高校で約100名の一般外部生の編入あり)
 ここも基本は中高一貫の教育を行っており、中学から入った者は全員高校に進学できます。 中学の定員は約300名、高校からは約100名の外部編入者を受け入れ、高校は400名定員の学校です。


 以降、同じ内容が「国立高校の教育」2m−2−9 (2)KISI高校 に記載されていますので、詳細を省略します。


−−−−−
(3)TGD高校 (国立高校、高校で約121名の一般外部生の編入あり(帰国生含む))
 ここは附属中学がありますが、全員が進学できるわけではなく内部選抜があります。 附属中3校と外部一般中学校の混成でクラス編成が行われ、附属中と外部一般中からの生徒は同じようにクラス分けされ進学後は何の区別もありません。 附属中学からの進学者の定員は214名(男女各107名)、一般中学からの定員は121名(男女ほぼ同数、121名中に帰国生枠19名を含む)で、他に留学生枠などがあり、高校は1学年約350名の学校です。


 以降、同じ内容が「国立高校の教育」2m−2−9 (3)TGD高校 に記載されていますので、詳細を省略します。



2k−3 中学入試の実際

 以下に、私立・国立の中学校入試問題に実際に出題されているようなものを取り上げて、その分析と対策を見てみたいと思います。 入試は実際には4教科(算数、国語、理科、社会)の所が多いのですが、算数以外の科目は問題文が長くなり、こうしたところに掲載するには不向きであるため、算数に絞って記載していきます。
 しかし、ここで分析しているような内容は、どの教科についても言えることで、
(1)中学受験と言っても、この試験の内容は(
むしろ中学受験だからこそ)、小学校で
   学習する範囲の中で考えなければならない難しいもの
が出されている。
(2)普通に小学校の学習を
真面目にやってきた、優秀にできている、といった程度
   
では
全く歯が立たない、(実体を知らなければ)想像を超えた内容のものである。
というのは事実だと思います。
   
 各学校毎の特色を捉えた対策の重要性: 
 また、国立中学の受験に限ったことではなく、各種模擬試験などで学力偏差値から各中学校の合格可能性が[%]の数値で示されたりします。 一般的には、総合的な学力と合格可能性は相関があるので、この模試でおおよそのことはわかりますが、各学校毎、教科毎に特色のある出題傾向というものがありますから、この対策をしっかりやっておかなければいけません。 この模擬試験での判定というものを信用しすぎて、各校毎の特徴を捉えた対策をおろそかにすると、例えば「第一志望校は受かっているのにすべり止め校は不合格だった。」などということもあり得ます。 第一志望が合格ならばよいですが、すべり止めでも傾向の把握をおろそかにすると万一の場合は困った結果になっていきます。 特に(国立高校の教育 〜 高校受験編の方で詳述しますが)高校受験の場合には、学力試験(あるいは推薦の面接など)を経ずに入れる高校はありませんから、高校受験の場合には、中学受験よりもその対策は重要になります。

−−−−−−−
 なおここで余談ですが、国立の中学ではなく私立の中学を受ける際に、一点だけ気をつける必要があることがらがあります。 これは私立大学附属中学校を受験するケースの話です。
 私大附属中学に入ると、以降の高校受験、大学受験を気にしなくて済み、やりたい勉強、部活に集中できるというメリットがあり、いくつかの私大附属中学校は非常に高い人気があります。 人気があると難易度も上がり、これらは非常に難関となっている傾向にあります。 ここで注意する必要があるのは、その附属する大学にある学部、学科に関することです。

 たいていの生徒さんは、理系・文系の選択すら高校2年あたりで決めるのが普通ですが、さらに細分化した学科を含めて、大学受験までに自分がどの方面を専門にしたいかを考えて決めていきます。 小6の時期、中学を受験する時期に、将来何を専門にしたいかを真剣に考えることはないと思いますが、そうしたことを考える年齢になる前に進学する大学が決まってしまっているということです。 こういう場合には、進学先になっている大学にこうした学部・学科があるかを考えながら、やりたいこと、将来の方向性の分野を結果的に決めていくことになってしまうわけです。
 こうした可能性のある例としては、薬学系や医学系の学科がない、実際の生き物を扱う生物系の学科がない、天体や素粒子系の物理を学ぶ学科がない、という類のものです。 そうした附属の中学がある大学の学部を見る限りでは、こうした類は発生する可能性があります。
 従って、こうした高校受験、大学受験を気にせず、やりたいことに集中できるというメリットに対して、こうした方向性の選択に関するデメリット(の可能性)もあるということに注意しておく必要があります。


 この辺の事情は私立大学附属高校の方も同じで、そうした附属高校での注意点のもう少し詳細や、ある私立大学附属高校を例にした話などを、上記の話に追加して、
 ここのリンク (2章 Appendix-2 〜国立高校の教育〜 2m−3 高校受験の実際 の脱線(2))に記載しています。
 私大附属中学に進学した場合には、通常そのままその私大附属高校に進学しますから、比較検討などをしている場合には上記 〜高校編〜 のリンクも関係する情報となります。 要検討の場合にはチェックしてみてください。


 2k−3−1 中学の入試問題はおもしろい

 以下、算数だけに絞って分析をしていきますが、中学を受験しようと思う生徒さんはこうしたものが「難し過ぎる」と思っていやになったり、腰が引けたりしてはいけません。 
大人でも難しいと思うようなものがたいへん多く混じっているのは事実ですが、その解法はアイデアの宝庫で、大人の目で見ても新たな発見があったりして、おもしろいものなのです。 そして過去問などで一緒に保護者、大人の方も取り組んでみて、その解法で用いられている発想、アイデア、応用に「目からうろこが落ちる思い」を一緒に味わい、むしろ「こんな面白い問題があるのだ」と一緒に感じてあげるのが、中学受験を考えているお子さんの抱えている困難、悩みを理解し、解消してあげられる一番の方法だと思います。

 2k−3−2 算数の入試問題実際例と分析

 では、以下に実際の入試問題の分析を算数を例にとって見てみたいと思います。 少々長くなるので、途中から文末の方へ記述を移しています。
 ここで取り上げたものは、かなり難易度の高いものが多く、通常、難関私立でもここまで難しいものばかり並んでいるところは少ないですが、解法は本当にアイデアの宝庫なので、こうした大人でも「面白い発想で解く問題があるものだ」と思えるようなものを選んで掲載してみました。
 けっこうな難問も続きますが、最後のほうにほっと一息の問題も載せています。

 なお、本章2k−3−2は
かなり長いので、スキップして次の 「2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)」へ進む場合はここをクリックしてください。

 2k−3−2a 算数 例1 図形−角度問題

 では、実際に中学の入学試験に出題されている問題の例をみてみます。
 いきなりかなりの難問です。

問題:
 右の図形で、ア〜チの記号で示した角の和は何度ですか?

 解き方のパターンを知っていないと、大人でもけっこう苦戦しそうな問題です。

 小学校の6年までで習う「図形の角度に関する知識」は三角形の内角の和くらいまでですが、例えば四角形は半分に分けると
三角形2つ、5角形は3角形3つ、n角形は三角形(n−2)個に分けられるということに気が付けばこうした角度は求められます。 こうした問題を出す学校は、こうしたことがらを「考えればわかるので、思考力の範囲である」と考えているのでしょう。
 しかし、実際はこうしたパターンで解く問題があるということを知っていなければ、よほどできる生徒さんでも正解できるものではなさそうです。


解法:
 右の図のように補助線を引きます。
 基本2のとおり、例えばエ+ウの角度は外側のイ+オの角度に足して持って行くと、大きな8角形の一部にすることができます。 キ,ク,ケの部分は図のように三角形の内角の和+外側の8角形の一部へ、シ,ス,セ,ソの部分は四角形の内角の和+外側の8角形の一部へ持って行くと、ここで8角形が完成しますので、求める角度は8角形、3角形、4角形の内角の和に変換することができます。
 従って、求める角度は
 1080+180+360=1620°
となります。

答え:
 上記のとおり、1620°

分析:
 3角形の内角の和に関する知識だけからここまでの思考に持って行くのは非常に困難かと思いますが、どこまでが学校で学習した範囲で、どこからが生徒さんの思考力なのかという範囲は実際には明確にすることはできません。
 私立の学校では、こうした思考力が求められるものを出題してくるのはもはや当たり前のような状況になっています。 こうした難問の類の入試問題は、解法パターンを知っている必要があり、小学校の授業、教育内容だけで考えて解きなさいというのは非常に困難で、悪く言うと「受験テクニック」などと言われますが、筆者はこうしたものの出題が
必ずしも悪いものとは思いません。  このようなパターン解法があることを知った瞬間は「目からうろこが落ちる」ような感じで、他の似たようなものも解けるようになるでしょうし、これを知ったことで思考力は格段に上がることと思います。 そしてこうした考え方があるということを知ったことは、その後の生徒さんの学習能力、思考力にも大きな影響を与えることと思います。 従って(例に挙げたものの場合)数学、算数の方面に興味があったり、学習意欲のある生徒さんには、どんどんやらせてあげたいと思うのです。
 ただし、こうしたせっかくの「目からうろこが落ちる」体験を、受験勉強としていやいやながらにやらせてしまうと、何の感動もなく、「覚えることがまた増えた」くらいにしか受け取れず、これでは逆効果かもしれません。 そういう意味で
興味や学習意欲というものは最も重要なものであると考えます。
 さて、本題に取り上げている国立の中学校では、こうしたものはどの程度まで取り上げてくるのでしょう。 国立の学校では基本的に学校で学習した範囲から出題し、プラス思考力を見るという方針を掲げていますが、実際問題として、先ほど取り上げたように、どこまでが学習した範囲でどこからが生徒さんの思考力の範囲なのかを明確にすることはできません。 これができたかできなかったかで合否が分かれますから、やはり国立の中学校を受ける場合でも、ある程度のパターン解法は頭に入れて、思考力を養っておく必要があると思われます。

 なお、本章2k−3−2b以降もかなり長いので、スキップして次の 「2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)」へ進む場合はここをクリックしてください。

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 次はある国立の中学校入試で実際に出題された図形問題の例を取り上げてみます。 これも非常に難易度が高く、大人でも苦戦するかもしれませんが、小学校で学習した範囲内のものであり、プラス思考力の範囲で解けるものなのか、それ以上のものであるのかを明確に分けることはできません。

 2k−3−2b 算数 例2 図形−三角形の面積、重複部分
 次も図形です。 ある国立中学校の出題で、「これを小6生に解かせるのか」と思うような、普通に考えても解法には気が付きにくい難問です。

問題:
 面積が140cmの長方形アイウエがあります。 図のように点オは長方形の内側にあり、三角形アイオの面積は42cm、三角形イウオの面積は21cmです。 
 次の問に答えなさい。
(1)三角形ウエオの面積を求めなさい。
(2)三角形イエオの面積を求めなさい。
(3)線アウと線イエが交わった点をカ、線アウと線エオが交わった点をキとします。三角形エカキの面積は三角形ウオキの面積よりどれだけ大きいですか。


解法:
 一番重要なのが基本1で、右の図で(A)の部分と(B)の部分の面積の和は、長方形の面積の半分になります。 なぜなら、2つの三角形の高さの和が長方形の一辺の長さ、底辺がもう一辺の長さだから。 これで(1)と(2)は解けます。

 言われれば目からうろこが落ちるようなものなのですが、普通の小6生が学校で学習してきたそれまでの知識で気づくとはとても思えません。 これも解法パターンの一つですが、逆にこれに気づくと似たような方法で解くことができるいろいろな問題があることに気づくことができ、
その後の生徒さんの学習能力、思考力にも大きな影響を与えることと思います。

 (3)は図の@−Aの面積を求めよと言われているのですが、基本2で示したように両方に斜線の共通部分、三角形TXRの面積を加えて三角形QTRから三角形STRの面積を引いても同じであることがわかります。
 この基本2に気づけば(3)は解けたようなもので、これも言われればその通りですが、解法パターンを知っていないと、なかなか問題を見ても気づくことは困難かと思います。

 もう一つ、この問題には関係がないのですが、よくある解法パターンは基本3の面積の移動(等積変形)です。 三角形の頂点を底辺に平行な直線上を移動させても面積は変わらない。 これは高校入試などでも頻出の解法ですが、中学の入試でも同様に頻出パターンです。 これらと、他にもいくつかあるパターンを組み合わせて、(思考力を見るという主旨の)難問が作り出されています。

答え:
(1) 140/2−42=28 より 28cm
(2) 140/2−28−21=21 より 21cm
(3) @−A=140/4−28=7 より 7cm

 この解法の中で、最も「目からうろこが落ちる」のは基本1でしょうか。 この基本1と同じ種類の解法の問題は、後ほどもう一件正三角形の面積に関係する問題で取り上げてみます。 また、前記2k−2−1 具体的な授業内容の数学(パスワードAページ)の授業で触れたようなものも類似の問題です。

 なお、本章2k−3−2c以降(c,dは中学受験 算数の花形 規則性)もかなり長いので、スキップして次の 「2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)」へ進む場合はここをクリックしてください。

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 次もある国立の中学校で出題された規則性の問題の例(規則性は国立中学校に限らず非常によく出題されます。)を取り上げてみます。 これも小学校で学習した範囲であるのか、思考力の範囲なのかを明確に分けることはできません。

 2k−3−2c 算数 例3 整数と規則性

問題:
次のような式を順番に考えて計算をしてみました。
1番目 1×2+3     2番目 3×4+5   3番目 5×6+7   4番目 7×8+9
5番目 9×10+11   6番目 11×12+13
このとき、次の □ にあてはまる数や式を答えなさい。
(1)10番目の式は□□□□□□□□で、それを計算した答えは□□□です。
(2)計算した答えがはじめて2000を超えるのは、□□番目の式です。


解法:
(1)式をよく見ると最初の数は○番目の(○の数掛ける2)−1、 2番目の数は○の数×2、
   3番目の数は(○の数掛ける2)+1 なので、10番目の数は 19×20+21=401
(2)適当に数を入れて結果を見る。
   20番目の式は 39×40+41= 39×40+40+1(39+1)×40+1
                       = 40×40+1 = 1601  (計算方法のテクニック)
   30番目の式は 59×60+61= ・・・ (59×60を見たらすぐに2000を超えることが
              わかるので、計算せずに次を考える。)
   22番目の式は 43×44+45=44×44+1=1937
   23番目の式は 45×46+47=46×46+1=2117  ここで初めて2000を超えます。
  従って答えは23番目。 

答え:
(1) 19×20+21、   401
(2)23番目の式

分析:
 こうした規則性の問題は、もっと難易度の高いものや、平面図形、立体図形と組み合わされていて、より頭をひねらなければならないものも多数あります。 また、このような比較的簡単なものでも、適当に入れるべき数として妥当なものを思いつけばすぐ解けますが、たまたま思いつかなかったり、見当外れのところを計算していたりすると、時間を多くかけたあげく、答えを間違うという最悪の結果になりかねません。
 中学受験というものも、合格ライン付近には多数がいて1点差で合否を分けていますから、こうしたものに遭遇した場合、結局何とかして(何としてでも)正解を出した方が合格します。 従って、「通塾しない中学受験」のところで詳細に記述しますが、小学校では習わないものも教えてしまうというのも一つの方法です。 答えが出そうにないなと感じたら、少々やっかいですが別の方法で片づけてしまう。 どうやってでも答えが出せたほうが良いのは当然のことで、1回だけの中学受験という機会にこうした類の、さらに発展型のやっかいなものに当たってしまったとき、あきらめるか、なんとか片づけてしまえるかの違いは大きな差になります。

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 例えば以下のような発展型のものは、数の並びからブロック分けをして、ブロックの規則性、ブロック内の数の並びの規則性に気づかないとなかなか解けません。 同じくある国立中学校の出題から類題。

 2k−3−2d 算数 例4 分数と規則性

問題:
 次のように数が並んでいます。
 1、 2/2、 1/2、 3/3、 2/3、 1/3、 4/4、 3/4、 2/4、 1/4、
 5/5、 4/5、 3/5、 2/5、 1/5、  ・・・・・・・・
(1) 100番目の数はなんですか。
(2) 3/37は何番目の数ですか。


解法:
(1) 強引に数を列べて数えてもできるので(1)に持ってきているのでしょうが、このような解き方
   をしては、時間が非常にかかるうえ間違える可能性が高いのでいけません。 規則性の基本
   の解き方で考えるべきです。 このように基本で考えるくせをつけていかなければ、なかなか
   実際の場面ではできないでしょう。
   最初の1を1/1と考えて、分数の並びをブロック分けします。
   第1ブロック 1/1
   第2ブロック 2/2、 1/2
   第3ブロック 3/3、 2/3、 1/3
   第4ブロック 4/4、 3/4、 2/4、 1/4
   第5ブロック 5/5、 4/5、 3/5、 2/5、 1/5
     :            : 
     :            : 
   1番目のブロックの中に含まれる数は1個、 2番目は2個、 3番目は3個  ・・・・・ です
   から、例えば10番目のブロックまでに含まれる数は
    1+2+3+4+・・・・・+9+10 です。  ここで以下の考え方基本1を使います。
   求める式の中の数を逆に列べて上下に足します。
     1+ 2+ 3+ 4+・・・・・+ 9+10
    10+ 9+ 8+ 7+・・・・・+ 2+ 1
    11+11+11+11+・・・・・+11+11 = 110   よって求める数は110/2=55
   
   従って10番目のブロックの最後の数は55番目の数で1/10という数が入っています。
   後は2k−3−3と同様に適当な数を入れて考えていきます。
   15番目のブロックの最後の数は16×15/2=8×15=120  大きすぎるので
   13番目のブロックの最後の数は14×13/2=7×13=91
   従って、91番目の数は13番目のブロックの最後の数で、1/13です。
   これより、92番目は14/14、 93番目は13/14、 ・・・・・
   よって100番目の数は6/14です。

(2) これは規則性の基本で考えなければ歯が立ちません。 しかし、基本ができていれば簡単
   に解くことができます。
   まず1/37を考えます。 1/37は37番目のブロックの最後の数ですから、これまでのや
   り方で何番目なのかを求められます。
   (37+1)×37/2=19×37=703 (番目)
   並び方の規則から、2/37は702番目、 3/37は701番目の数と分かります。

答え:
(1) 6/14
(2) 701番目

分析:
 規則性は中学入試の花形であり、まずどこでも出題されると考えてよいでしょう。 解けるか解けないかはおそらく合否に大きく影響します。 いざ問題が出たときに、通常の小学校解法で解ければ良いですが、運悪く解法が思いつかない局面もあるでしょう。 こうしたときに、この問題をあきらめるか、少しだけ時間が余計にかかりますが、別の解法で片づけてしまうことができるかは大きな違いになります。 (以下の省略部分 及び 「通塾しない中学受験」のページにもう少し詳細を記載します。)
 小学校では学習していなくても、どんな方法であっても、間違った方法でなければ「解法が反則だから×」になるということはまずありません。 (あるとすれば、穴埋め式で小学校解法しか穴に入らない、あるいは解法手順が指定されてしまう場合だけです。) 前述で見てきているように、難しい出題をする学校では、出題側も小学校の範囲から問うというのは基本姿勢として必要かもしれませんが、それ以上の思考力を身につけて入ってきて欲しいという希望がその問題の中に見えています。
(以降、パスワード種別Bページへ移ります。)

※※※※※ 31行省略 ※※※※※ 
(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

 この後も問題例は続き、かなり長くなっていくので、簡単に問題になっている部分の
タイトルと図、問題文だけを記載して、文末に詳細は移すことにします。 図形の問題が見た感じで出題意がすぐに頭に入るので、最初の方に列べてほとんどを占めていますが、速度と距離、差集め算なども、解き方考え方の面白い良いものが出題されていますので、代表的なものをピックアップして掲載しています。

 なお本章2k−3−2e以降は問題例だけですが、それでもかなり長いので、スキップして次の 「2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)」へ進む場合はここをクリックしてください。

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 2k−3−2e 算数 例5 正三角形の面積
(図をクリックすると拡大表示します。)
問題:
 右の図は底辺の長さL、高さ6の正三角形です。 a,b,cで示した線は各辺に直角です。 a+b+cの長さはいくらですか?  (答え)


 2k−3−2f 算数 例6 三角すいの高さ
(図をクリックすると拡大表示します。)
問題:
 右の図は、一辺が2の正方形を図のように切り取った三角すいです。 切った面を下に置いたときも三角すいとしてみることができます。 この三角すいの図で示している高さhはいくつですか。  (答え)



 2k−3−2g 算数 例7 分数の計算(特殊算法)
 これもある国立の中学校の出題。 
ある特殊な解法に気づかないと、時間ばかりかかって計算を間違える恐れがあるという(ある意味で)はやっかいな問題。 しかも問題が大量にあって、社会と合わせて50分という短時間での処理を求められている中での出題。
問題:
 次の計算をしなさい。   1/12+1/20+1/30+1/42   (答え)

 2k−3−2h 算数 例8 図形の折り返し

問題:
 右の図は正方形の一部を折った図です。
図に示した角度が72°のとき、ア で示した角度は何度ですか?  (答え)



 2k−3−2i 算数 例9 おうぎ形(1)

問題:
 右の図のイの斜線で示した面積からウで示した面積を引くと何cmになりますか。
但し、右の図の作図方法は次のとおりです。
 図の半円は半径12cmで、図のように半径の中点の所に垂線を立てて半円との交点と中心を結びます。この線から直角の線を描き、同様に半円の交点から半円の半径に垂線をおろします。

 2k−3−2j 算数 例10 おうぎ形(2)、図形の移動
問題:
 右の図で三角形ABOの各辺の長さは図のとおり3,4,6cmです。この三角形ABOをOを中心にして90°回し、三角形PQOのところに持っていきました。 斜線で示した辺ABがPQまで動いたときになぞってできる部分の面積は何cmですか。



 2k−3−2k 算数 例11 おうぎ形(3)
問題:
 右の図で斜線部分の面積は何cmですか。 小数点の3桁目を四捨五入して求めなさい。
 なお右の図は半径1cm、中心角60°のおうぎ形に中心角30°のところで線を引き、弧と交わったところから垂線を下ろしたものです。

 2k−3−2l 算数 例12 円錐
問題:
 右の図の円錐で、図のように最短距離になるように円錐の側面に沿ってひもを巻きました。 ひもから上の部分の面積(斜線をつけた部分)は何cmになりますか。



 2k−3−2m 算数 例13 おうぎ形(4)
これまでのものより容易でほっとする問題です。

問題:
 図の半円を図のように3つに分けました。 図の斜線の部分の面積は何cmですか。
 但し円周率を3.14とし、答えは小数点3桁目を四捨五入しなさい。

 2k−3−2n 算数 例14 正六角形
問題:
 右の図は一辺の長さが4cmの正六角形です。 図に示した斜線の部分の面積は正六角形の面積の何分のいくつですか。



 2k−3−2o 算数 例15 相似と長さ
 次は難問です。 相似を使いますので私立が多いですが、国立でも「出さない」と明言していなければ、出ないとは言い切れません。
問題:
 右の図長方形ABCDで、BF:FCは3:2、 三角形AEDの面積は15cm、 三角形DFCの面積は8cmです。
(1)AEとEBの長さの比を求めなさい。
(2)AGとGFの長さの比を求めなさい。
(3)三角形EFGの面積は何cmですか。


 2k−3−2p 算数 例16 面積と底辺比、補助線と相似
問題:
 右の図でBDは角CBAの二等分線です。
 ?で示した辺ADの長さは何cmですか。



 2k−3−2q 算数 例17 三角柱
問題:
 右の図はある直方体を面ADFCで切ったときにできる三角柱ABCーDEFで、H,GはそれぞれCA,BAの中点です。
 平面HGEFでこの三角柱を切断したとき、頂点B,Cを含む方の図示した立体Y側の体積の何分の何ですか。


 2k−3−2r 算数 例18 速度と距離
次は、距離もそれぞれが歩く速度も与えられていないが、答えがでるという不思議な問題です。
問題: A町に住むAさんはB町に向けて歩き、B町に着くとすぐA町に向けて歩きます。
     B町に住むBさんはA町に向けて歩き、A町に着くとすぐB町に向けて歩きます。
     A、Bさんは同時に出発し、途中20分後にすれ違いました。
     A、Bさんはいつも同じ早さで歩きます。
     折り返して再び出会うのは、すれ違ってから何分後ですか?

 2k−3−2s 算数 例19 差集め算

問題:
 大きな缶に黄色、赤色、緑色、青色の玉が同じ数だけ入っています。
 健一さんは、この缶の中から黄色15個、赤色11個の玉を取り出し、一つの箱に詰めます。何箱か作ったところで、缶の中には黄色9個、赤色69個が残りました。
 かおるさんは、この缶の中から緑色13個、青色18個の玉を取り出し、一つの箱に詰めます。 何箱か作ったところで、缶の中の青色の玉がちょうどなくなりました。
 次の□の中に当てはまる数を答えなさい。
(1)健一さんは □ 箱作りました。
(2)かおるさんが何箱か作って、ちょうど青色の玉がなくなったとき、
   缶の中に残った緑色の玉の数は □ 個です。

 2k−3−2t 算数 例20 合同

問題:
 右の図で三角形ABCと三角形CDEは正三角形です。 角EACは20°、角BCEは90°のとき ア で示した角度を求めなさい。


 2k−3−2u 算数 例21 合同(2)

問題:
 右の図は正方形ABCDをC点を中心に60°時計回りに回したものです。 正方形の一辺ABの長さが1のとき斜線を付けた部分の面積はいくらですか。 小数点以下第三位を四捨五入して求めなさい。

 2k−3−2v 算数 例22 台形

 ここで「ほっと一息」の問題です。
問題:
 右の図の台形ABCDは、上底3cm、下底5cmです。 @とAの面積が等しいとき、?で示した長さは何cmですか。


 2k−3−2W 数学 例23 同一面積の発見(図形の移動)

問題:
 次は図形の問題から。
 右の図は典型的な同一面積部分を発見する中学入試のパターン問題ですが、気づきにくく難問系で、難関私立の高校入試にもよく出題されます。

 ●問題:(中学入試版)
「あ」から「い」を通る線を直径とする半円を30°「あ」を中心にして回してできた、下のような図があります。
斜線をつけた部分の面積を求めなさい。
ただし円周率は3とし、半円の直径は1cmとします。


 2k−3−2x 数学 例24 同一面積の発見(等積変形、平行四辺形)

問題:

 次も中学入試、高校入試共によく聞かれる類の、「考え方」を見る問題のパターンです。 高校入試編では若干難しく、証明という分野と併せて問われる可能性がありますので、そうした内容にしています。

●問題:(中学入試版)
下の図で「あ」「か」「え」を結ぶ三角形と同じ面積の図形はどれですか。
(1) 「か」「い」「お」を結ぶ三角形
(2) 「あ」「か」「お」「く」を結ぶ四角形
(3) 「か」「お」「え」を結ぶ三角形
(4) 「お」「う」「え」を結ぶ三角形
(5) 「え」「き」「く」を結ぶ三角形

ただし、図で四角形「あいうえ」は平行四辺形、「かお」は対角線「あう」に平行な直線です。


 2k−3−2y 数学 例25 合同と相似

問題:

●問題:(中学入試版)
図の「四角形あいうえ」は正方形です。 「お」は線「えう」の中点、「あう」は正方形の対角線「か」は「いお」と「あう」の交点、 「き」は「かえ」と「あお」の交点です。
?で示した「あきえ」を結ぶ線の角度は何度ですか。




 2k−3−2z 数学 例26 合同と相似

問題:

●問題:(中学入試版)
図の2つの三角形で、「い」の角度は105°、 「う」の角度は15°、
「うい」=「あえ」、 「いお」=「おあ」です。
?で示した角度(線「えあお」で作る角)は何度ですか。 (難問です。)




 2k−3−2α 理科 例27 2011年度(H23年度)理科時事問題

問題 理科時事問:

 ここで趣向を変えて、理科の時事問題を一つ取り上げてみたいと思います。

 入試問題というものは、間違いがあってはいけないので内容の確認や印刷準備に多くの時間を充てるため、夏休み前の時期にはおおよその内容が確定していると言われています。 従って、時事問題は大体そのあたりまでで起きた出来事を中心に出題されているようです。

 さて、今年(2010年)の6月あたりまでで起きた最も大きな出来事は、なんといっても「はやぶさ」の地球帰還(2010.6.13)でしょう。 従って、来年春(2011年春(H23))の理科入試時事問題の第一候補は、中学校入試も高校入試も「はやぶさ」の帰還になるのではないかと思います。

 ここでは問題形式ではありませんが、どんなことを聞かれる可能性があるかを記載しておきたいと思います。
 その中でも一番の山は、太陽系起源を探る目的に関連して、なぜそんなに苦労して小惑星の岩石を持ち帰る必要があったか、その理由や科学的な背景のあたりではないでしょうか。


   

 2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース)

 長くなりましたが、以上算数について中学入試問題の実例を取り上げ、対策に関する分析を行ってみました。 しかし前記では、特に難問も多く出してくる私立系を含めて取り上げてみましたが、国立中学校の入試問題では、一般的には(筑駒などの難しいものを出してくる所を除き)もう少し取組みやすいものが多く、逆にそのために合格平均点が高いという傾向が見られます。 ここではメインに国立中学校の教育について記載しているので、同様に国立中学校を受験する場合に絞って共通的な注意点を抽出して記述してみたいと思います。 ただし、
一般的な共通的なものを抽出したつもりなので、これに合致しないケースも多々あることをご了承の上お読みください。

(1)国語
 共通といっても学校毎に実際はいろいろですが、大きく国語では三点を取り上げてみたいと思います。
 まず第一に、国立系の中学校の国語の入試問題は、問題文の量は比較的(私立と比べると)少なめですが、最後に課題作文を出してくる所が非常に多いので、その対策が重要です。 作文がない場合でも、記述式の回答を要求するところは多く、表現力は重要になります。 そして、特に課題作文がある場合、この作文に対する事前の取り組みが、合否を分ける大きなポイントになってくると考えられます。
(以下パスワード種別Bページに移ります。)

※※※※※ 70行省略 ※※※※※ 
(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

 最後に、ある国立中学校の学校説明会での話しです。
 入試判定基準の中に「各教科とも全体の平均を下回っていないこと」という基準を出して、これを学校説明会で公表した中学校があります。 これはなかなか厳しいもので、どれか突出して悪いものがあってはいけない、他の3教科でカバーするという方針はダメといっている学校もあったという例です。 年度によっても変えることと思われますので、学校説明会での内容には注意することと、事前準備として突出して苦手な科目を作らないようにした方がよいでしょう。
 これは、べつの意味でも正しい方針です。 70点のものを80点にするよりは、40点のものを50点にするほうが容易なはずで、4教科の合計で判定している場合でも有益な方法でしょう。
 一般的には4教科の合計で判断していると思われますが、通常判定基準は発表しない所の方が多く、合計だけでの判定ではないかもしれません。 また、調査書の扱いもはっきりしませんが、筑波大学附属駒場中学校のように4教科400点+調査書100点ということを公表しているところもあります。 また、音楽、図工、家庭、体育も実技を含めて入試科目として課しているところもあります。 この注意点は「2k−4−7 音楽、図工、家庭、体育実技のある学校の注意点」で記載しているとおりです。


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 2k−3−4  2010/8/21追記
 国立中学、公立の中高一貫校のみを考える場合について (+通学地域指定、学費の話)

 中学の入試はこの8月下旬から9、10月に行われるような模試で、おおよその合格可能性などの状況が見える時期になってきます。 そろそろ、その結果を見て志望校に順番をつけていき、記述など時間をかけて準備する必要のあるようなものは、志望校別傾向対策にも少しづつ入っていくような時期になるでしょうか。 夏休みの取り組み結果によって、その後のおおよその方向が決まってきますので、「夏休みは天王山である」と言われるのもこうしたことから来ているのではないかと思います。

 さて、中学受験を考えているご家庭、生徒さんの中には、国立中学 あるいは公立の中高一貫校だけを考えていて、一応私立も考慮範囲に入れた中学受験対策はしていますが、私立の中学は受験しないという方針の方も実際いらっしゃいます。
 その理由としては次のようなものがあります。
 ・国立中学校の場合は、学費が通常の公立中学校と同程度に抑えられているので
  候補にしたが、私立の場合にはそれなりに必要になるので、そこまでして通学
  する必要があるのかを考えた。 (学費以外に交通、通学時間も検討理由に挙
  がっています。)
 ・私立の中高一貫校に通学する場合には、6年間(私大附属の場合には大学を含
  めて10年間)そこに通学することを考える必要がある。 小学生の今の段階
  でそこまで決めてしまってよいのかを考えた。
 こうした方針の場合には、傾向対策も一本に絞っていますので、あまりあれこれ考える必要もなく、早い時期から傾向分析と対策も考えることができてやりやすい点もあるかと思います。

 国立中学の入試は一般的には2/3で、公立中高一貫校の一般枠の適性検査も2/3に行われますので、こうした方針を採る場合には、通常はどれか1つに決めて受験することになります。 (前記及び以降は年によって変わる可能性がありますので、年度毎に都度対象校の公式情報からご確認ください。)

 但し、例えば神奈川県の横浜国立大学附属横浜中学校と同鎌倉中学校は2/2に試験日を設定しており、この2校と都区内の国立中学校は併願が可能になっています。
 また、埼玉大学教育学部附属中学校は試験日は2/1です。 ここは合格した場合、2/3の説明会に本人と保護者の両方が出席する必要があり、欠席すると辞退とみなされます。 従って併願ではなく第一志望で受験することになり、不合格の場合に2/3の国立中学を受けることになります。 (通学区域制限注:※1)の関係もありますので、対象の国立中学は、例えば筑波大学附属中学校、筑波大学附属駒場中学校、東京学芸大学附属竹早中学校、お茶の水女子大学附属中学校など、学校が認めた通学可能な範囲のところになります。)
 千葉県立千葉中学校は一次試験が12/11前後、二次試験が1/23前後で、合格した場合には確約書を求められますから、同様に第一志望で受験し、残念だった場合には1/22前後に試験が行われる千葉大学教育学部付属中学校や、同様に2/3の都区内の国立中学校(通学区域制限注:※1)の条件を満たしている)を受験するという方法があります。 (以上は年によって試験日など変わることがあるので、正しくは学校発表の入試要項をご確認ください。)

 このように、国立/公立系をいくつか受験できるケースもありますが、もしこれらの国立中学校/公立中高一貫校に残念だった場合には、特に私立という選択肢を用意していないご家庭があります。 その時は近くの一般公立中学校に入りますが、こうした中学受験を考えて学んできている場合には、かなり学習はしっかりできている状態にありますから、中学での勉強もあまり困難を感じることなくやっていけることと思います。 そして3年後の高校受験で、再び国立や公立の(あるいは私立の)、自分に合った学びの環境が用意されている、自身が選んだ行きたい高校を受験していくという道を選択するわけです。
 学費注:※2)や交通の便、通学時間のこと(他にもいろいろありますが)を考えてこうしたやり方をするわけですが、この場合には私立のすべり止めなども受けませんから、あまり中学受験をするかどうかについて周囲(小学校内など)では分からないケースも多いかと思います。 受かってそこに行くことになって初めて受験していたことが分かります。 残念だった場合にはそれはそれで気にせず、何事もなかったように近くの一般公立中学校に進学します。

 中学の受験というのは、本人が行きたい学校を決めるというよりも、むしろ親がだいたいのところは決めているケースが多いと思います。 学校見学なども、生徒本人はどんな学校が通学圏にあるか知りませんから、親が選んだところに連れていくというケースが多く、本人は受験前にそこで良いかだけを聞かれる形になっています。 小学校6年生ですから、そこまでいろいろな中学校のことを知りませんし、そこに通うかどうかの判断が難しいのは当然のことと思います。
 筆者の感覚あるいはそうした方針を採られるご家庭の考え方では、もし国公立系の中学が不本意であった場合には、むしろ私立の押さえ(あるいは併願)までをも親の方で用意しておくのではなく、3年後に本人の意思と親から見たアドバイスを合わせて、行きたい高校を選んで受験していくという解も有りなのではないかな と思います。
−−−−−
 (その一方で、確かに女子の場合、高校から入れる私立は選択の幅が狭くなっているのは事実かと思います。 これは高校進学を考える時期になると気が付くことと思います。 特に女子高校に入りたいと考える場合には、そうした高校は中高一貫校で高校からの編入は人数が少なかったり、外部募集が無かったりしているところが多いのは事実です。 そのため、女子の中学/中高一貫校入試(国・公・私立)、高校入試(国・私立)は男子のそれに比べて難関になっている傾向があります。 この辺の事情は、国立高校の教育の方 「2m−2−1 授業の特徴 (2) 男女共学、男子校、女子校について」のところにも記載しています。)
 また、次の節(2k−3−5 女子の中学入試・高校入試について(国立、私立))に詳細を追記しました。(’10.9.10)

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(注:※1)通学区域制限(H22現在の東京都以外の通学可能な範囲を記載)
●筑波大学附属中学の場合
 埼玉県 :朝霞市、川口市、さいたま市、志木市、戸田市、新座市、鳩ヶ谷市、
       和光市、蕨市、所沢市、草加市、八潮市、三郷市、
 千葉県 :市川市、浦安市、松戸市、流山市、柏市
●筑波大学附属駒場中学の場合
 埼玉県  :朝霞市、川口市、戸田市、新座市、鳩ケ谷市、和光市、蕨市、
 千葉県  :市川市、浦安市
 神奈川県:川崎市、相模原市(相模湖町、城山町、津久井町及び藤野町を除く)、
       大和市、 横浜市(青葉区、旭区、神奈川区、港北区、瀬谷区、都筑区、
       鶴見区、中区、西区、保土ヶ谷区、緑区
●東京学芸大学附属竹早中学校の場合
 埼玉県  :さいたま市(岩槻区を除く)、川越市、川口市、所沢市、狭山市、
       草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、鳩ケ谷市、朝霞市、新座市、
       和光市、志木市、八潮市、富士見市、ふじみ野市、三郷市、入間郡三芳町
 千葉県  :市川市、船橋市、松戸市、習志野市、柏市、流山市、鎌ヶ谷市、浦安市
 神奈川県:川崎市、横浜市(鶴見区、港北区)
●東京学芸大学附属世田谷中学校の場合
 神奈川県:川崎市、横浜市、大和市
●東京学芸大学附属小金井中学校の場合
 通学時間が60分以内のこと(左記を満たしていれば良く、区域制限は明示されて
 いない)
●お茶の水女子大学附属中学校の場合
 埼玉県 :ふじみ野市、富士見市、三芳町、和光市、朝霞市、新座市、志木市、
       戸田市、蕨市、川口市、鳩ケ谷市、草加市、八潮市、三郷市、
       さいたま市(浦和区、大宮区、桜区、中央区、緑区、南区、北区の7区)
       入間郡三芳町
 千葉県 :市川市、浦安市、松戸市、流山市

(上記は年によって変わることがあるので、正しくは学校発表の入試要項をご確認ください。
 通学可能地域は電車交通網の発達に伴って拡大する傾向にあります。 その例としては、
 筑駒が2008年に指定地域を拡大しています。


−−−−−
(注:※2) 国立中学校、国立高校の学費
●国立中学校
  中学校の教育は義務教育ですから、入学金、授業料、教科書費など基本になる部分は
 国立中学校の場合は無償です。 (附属の国立大学からの補助ということになります。)
  ただし、他のどこの公立中学校でも同じと思いますが、教科書の他に必要となる以下の
 ような費用は別途になります。 (学校によって金額、費目は異なります。
 ・学習材料費(1〜2万円程度が相場でしょうか)、
 ・学年積立金(1万円前後が相場)、
 ・校外宿泊学習がある場合はその費用(3万円前後が相場)、
 ・修学旅行の積み立て金(行き先によって異なります。 国内の場合は5万円前後が相場)、
 ・PTA費(数千円くらい)
 ・教育充実費(保護者による後援会が、エアコンや高価な施設を独自に導入している(導入
  を予定している)場合には、多少この費用は高めになります。 その場合は数万円の後半
  台くらいになるかと思いますが、学校説明会などで詳細な話があります。
  また、国立中学校の受験料は5千円程度になります。

●国立高校
  高校も公立高校に相当する額の授業料補助が国から支給されますから、一般公立高校と
 同じ授業料である国立の高校の授業料(年間12万円弱に相当)も無償になります。
  ただし、他の公立高校でも費目、金額の違いがあっても必要になってくるものですが、以下
 のような費用が別途になります。
 ・入学金(5万6千円前後)
 ・学年経費(副教材費、行事の費用などで、教材/行事の内容などによって学校毎に異なる
  10〜15万円程度見ておく必要がある。)
 ・教科書費(選択科目を何にするかで多少異なるが、1万円前後を考えておく。)
 ・制服費(指定制服がある場合。 夏冬込みで、男子4万円前後、女子5万円前後を見ておく
  とよい。)
 ・生徒会費(委員会費、部費など1万円前後)
 ・教育充実費(保護者による後援会が、エアコンや高価な施設を独自に導入している(導入を
  予定している)場合には、多少この費用は高めになります。 その場合は1年次は10万円〜
  十数万円の後半台くらいになるかと思いますが、学校説明会などで詳細な話があります。 
  2年次からはその費用は下がります。)
  なお、国立高校の受験料は1万円程度です。
 

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 2k−3−5  2010.9.10追記:
 女子の中学入試・高校入試について (国立、私立)

 前回、国立の中学、あるいは公立の中高一貫校だけを中学受験の対象として、私立は受験しない
ケースがあるということ、その考え方の背景を「国立中学の教育」の方に記載しました。  (レ クリッ
ク 該当箇所へジャンプ

 これは男女同様ですが、女子の場合には若干事情が異なる面もあることを少しだけコメントしました。
 つまり、女子の場合には中学・高校入試に関して、高校から編入でき人気のある女子校や男女共学
の国・私立の高校が(男子の場合よりも)少なく、その分女子の中学入試、高校入試は男子に比べて
難関になっている、という内容を数行記載(該当場所:クリック)しました。 これについてデータを交えて
もう少し詳細に記載しておきたいと思います。

 中学の場合:
 女子の場合は全般的な傾向として、中学入試を受ける場合の目的の一つ(*注)として、高校受験で
苦労をさせないようにと中高一貫校に、更には大学まで附属している私大附属の中高一貫校を選択す
るケースも多いです。

 家庭の中で考えて、娘さんの場合には受験は中学でひと段落して、その後の高校受験のような様々
な面での苦労をさせず、その代わりに習い事などの方向に時間を割かせてあげたいと考えるご家庭も
多いというわけです。

 そして更には高校受験だけでなく、大学受験もしないで済む私大附属高校に女子の方で人気が集
まっている傾向にあります。
 このことは(後で(中学・高校のリスト、 レ:クリック ジャンプ)詳細な数字をリストして示しますが)、
慶応中等部や慶応湘南藤沢中学、早稲田実業中学校で、女子の方に非常に偏って高い偏差値を示
す傾向があることからも伺えます。 (表は関東圏の中学校について、色を変えて下線を引いて示して
います。)
 あるいは中学ではここを選択しなかった場合でも、受験は高校受験までにして、大学の受験はしない
で済むようにと、同慶応義塾女子高校や早稲田実業高校では女子の人気(偏差値)が男子に比べて
偏って高くなっていることからも伺えます。 (慶応の場合は慶応女子高校と慶応義塾高校や慶応志木
高校と比較。 同、下のリスト参照。)

 (なお、偏差値という数字は、単純にその学校の人気を表す数値ではなく、入試難関度の指標であり、
更には単純な難関度でもなく募集人員数などにも大きく影響を受ける面を持っていますので、単純にこ
れで見ることは実際できない点もあるのですが、こうした指標の最も簡単なものとして利用しています。
 以降、ここでは四谷大塚(中学)、駿台模試(高校)の女子合格圏偏差値が60以上のところを挙げて
いっています。)

 中学は男子の場合、検討対象となる人気のある男子校の数も(女子に比べて)多く、いろいろな高校
に分散する傾向があります。 下の表(中学・高校のリスト、 レ:クリック ジャンプ)でも、男子中学は21
校あります。 その一方で、女子中学は11校と約半分です。
 このように女子の場合には、人気のある学校(特に女子中学)の数が限られており、1つの人気中学
校に大勢が受験
しにくるため、女子に偏って高い偏差値が出る傾向があるものと考えられます。 そ
してその背景には、前述のとおり女子は高校受験(更には大学受験)をさせずに済ませたいと考える傾
向が理由の一つとしてあるものと考えられます。 (理由はそれだけでなく、むしろ他が大きいですが、
その理由の一部として。)
 そして女子中学が少ないことを背景にして、男女共学の中学校は女子に高い偏差値が出ていることは
表からも伺え、特に早稲田実業中(女子の人数が少ないことも原因)、慶応中等部、青山学院中、筑波
大学附属中、慶応湘南藤沢中、福岡教育大学附属福岡中、広島大学附属中、公文国際中、南山中、
明大明治中、渋谷教育学園渋谷中、白陵中、お茶の水女子大学附属中(別の要因もある)に顕著な傾
向が見て取れます。

 高校の場合:
 その傾向は高校の受験でも同様、あるいは女子が高校から入れる人気の女子高校の数は、それ以上
の状況になっています。 高校受験の場合には更に、多くの女子高校が中高一貫校になっており、
校からの編入ができない
ことを背景にして、女子には厳しいものとなっていることが伺えます。
 こうしたことが、前回の内容では「女子の高校進学は進路選択の範囲が狭く、難関になっている傾向で
ある」という言い方で表わされている訳です。

 以下は女子が高校から入学できるところで比較的難度の高い(志望者が多く人気のある)高校をリ
ストしたものです。 関東圏の高校については色を変えて下線を引いて示してあります。 比較のため、
男子校も併記しています。
 特に関東圏の国・私立高校は、ほとんど女子の偏差値が男子より高くなっています。 特に顕著なの
が、青山学院高校国際基督教大(ICU)附属の2校です。

 これは同じ女子の母集団で見ると、男子の母集団と比べて入ることが難しいということを表しています。
 必ずしもこの合格圏偏差値というものが、その高校の人気を表すとは限らないのですが、ここでは最も
分かりやすい数値として利用しています。
 中学の場合と同様に、ここでは女子に偏差60以上がついた全国の高校全てを挙げていますが、この
中で女子高校の校数は3校しかなく、数が限られた特定の女子高に人気が集中している事実が伺える
かと思います。
 これは、比較のために掲載した男子校(同 60以上をリスト)の10校と比べると、3倍以上の差があり
この状況は中学よりも更に高校の場合の方が厳しくなっていることが良く分かります。

 まとめ:
 そうした事情を反映して、女子は中学受験の時点で選択肢が多くあるうちに受験しておくという傾向が
(男子と比較すると)強くなっているものと考えられます。
 これは中学・高校の受験でも、女子高、男女共学の中学・高校は、全般的に女子の偏差値(女子の当
該模試受験者全体を母集団とした数値)の方が男子よりも高く出ており、より厳しい状況になっていると
いう事実から伺うことができるかと思います。


 なお、中学の受験偏差値は四谷大塚の資料から2010年度入試結果に基づくもの、高校の受験偏差値は駿台
高校受験模試資料から、同2010年度の高校入試結果に基づくものから引用しています。
 四谷大塚は多くの中学受験者が受けますが、中学受験する生徒は小学6年の20%程度です。 
 その一方、高校受験はほとんどの中3生が受けますが、駿台模試を受ける生徒は、比較的人気の高い難関傾
向になっている高校の受験を考えているような、比較的数の少ない母集団と考えられ(出題が難関私立を対象に
しており非常に難しい)、こうした理由で、それぞれ同じ中学と高校(例えば××中学と その先の××高校)に対す
る四谷大塚の中学入試と、駿台模試の高校入試の偏差値がおおよそ同じ数値になっているものと考えられます。
(簡単に一言では言えませんが。)
 なお、一部の中学と高校で大きな差があるところがありますが、これは、例えば高校から編入できる人数が中学
入試の場合に比べて少ないとか、中学からそのまま全員が高校に進むことはできないなど、それぞれの理由、状
況があると言えます。



−−− 中学・高校のリスト −−

国立、公立、私立中学校
女子中学:桜蔭中学(68)、豊島岡女子学園中(67)、女子学院中(66)、フェリス女学院中(64)、雙葉
       (64)、神戸女学院中(兵庫、64)、浦和明の星女子中(63)、白百合学園中(62)、
       立教女学院中(61)、横浜雙葉中(60)、吉祥女子中(60)、 計11校

共学中学:筑波大学附属中(66,69)、慶応中等部(65,69)、渋谷教育学園幕張中(66,68)、
       早稲田実業学校中等部(61,67)、お茶の水女子大学附属中(45* ,66)、
       慶応湘南藤沢中(63,66)、学芸大附属世田谷中(63,65)、県立千葉(中高一貫)(63,64)、
       青山学院中(57,65)、広島大学附属中(60,63)、公文国際中(60,63)、明大明治中(60,63)、
       渋谷教育学園渋谷中(59,63)、市川中(60,62)、福岡教育大学附属福岡中(福岡、59,62)、
       南山中(愛知、49,62)、小石川(公立中高一貫)(61,61)、武蔵高附属中(60,61)、
       東邦大附属東邦中(59,61)、学芸大附属竹早中(59,60)、滝中(愛知、59,60)、
       愛光中(愛知、58,60)、英東中(58,60)、白陵中(兵庫、57,60)  計24校

男子中学:筑波大学附属駒場中(72)、灘中学校(72)、開成中(69)、聖光学院中(67)、
       東大寺学園中(奈良、66)、麻布中(65)、甲陽学院中(兵庫、65)、栄光学園中(65)、
       ラ・サール中(63)、慶応義塾普通部中(63)、武蔵中(63)、駒場東邦中(63)、
       大阪星光学院中(大阪、63)、早稲田中(62)、浅野中(62)、西大和学園中(奈良、62)、
       久留米大附設中(福岡、62)、早大高等学院中(60)、海城中(60)、本郷中(60)、
       広島学院中(60)  計21校


      (2010年(H22)四谷大塚資料より、一般受験(後日程や特殊試験ではなく本試験)で
      比較的難度の高い(人気の高い)、女子が入れる中学校をリスト。 ()内は四谷大塚の
      中学受験模試受験者母集団の合格圏偏差値、共学は(男子,女子)。 比較のため男子
      校も併記。
 *は他の資料からの推定、お茶の男子は附設高校に進学できない。

−−−−−
国立、私立高校
女子校:慶應女子高校(70.0)、豊島岡女子学園(63.8)、お茶の水女子大学附属高校(63.0)  計3校

共学校:
東京学芸大学附属(67.5, 68.5)、久留米大附設(66.9, 68.1)、筑波大学附属(66.9, 66.2)、
     
早稲田実業(66.0, 68.0)、渋谷教育学園幕張(66.0, 67.0)、早大本庄学院(65.3, 66.6)、
      大阪教育大学附属天王寺(63.5, 63.1) 、同 平野(63.5, 63.0)、 池田(621, 62.5)
      西大和学園(63.0, 63.0)、
青山学院高校(58.3, 63.0)、広島大附属(62.0, 62.7)、
     
国際基督教大(ICU)附属(59.4, 62.0)、市川高校(59.9, 61.5)、青雲高校(61.0, 61.2)、
      洛南高校(61.0, 61.0)、広島大附属福山(61.0, 60.7)、京都教育大附属(59.3, 60.3)、
     
愛光高校(62.0, 60.0)、
  計19校

男子校:灘高校(71.9)、筑波大学附属駒場高校(71.2)、開成高校(68.7)、東大寺学園高校(68.1)、
     
慶應義塾志木高校(66.5)、ラサール高校(65.6)慶應義塾高校(65.5)、早大学院(65.3)

      大阪星光学院(64.0)、桐朋高校(61.6)  計10校

公立高校
共学校:
都立日々谷高校(62.5, 61.5)、大阪府立天王寺高校(61.5, 61.5)、都立西高校(62.0, 61.0)
      京都市立堀川高校(61.0, 61.0)、兵庫県立神戸高校(61.0, 61.0)、
      鹿児島県立鶴丸高校(61.0, 61.0)、
千葉県立千葉高校(60.0, 60.0)  計7校

      (2010年(H22)駿台模試第二回資料より、外部一般受験で比較的難度の高い(人気
      の高い)、女子が高校から編入できるところをリスト。 ()内は駿台模試受験者母集団の
      合格圏偏差値、共学は(男子,女子)。  比較のため男子校も併記。)


−−−−−

 上記は第二回から引用しましたが、第一回('10.6.6)と第二回('10.8.22)を比較すると、各校人気動向
最新、あるいは志望する人気校の受験準備として、各校を希望する受験生が夏休みをどう過ごした
かの状況、が見えてきます。 ただし、前回の人気動向(偏差の高さ)を考えて、第一志望校設定を変
更した、受験母集団の変動があったなど、単純にその学校自身の人気が上がった下がったことや、応
募動向予測が変わることとは関係のない事象で変動しているケースもありますが、おおよその指標とは
なり得ます。
 学校説明会も10月がピークで、志望校決定にあたって最も重要なこの時期にこの辺の最新動向
を押さえておくことは意味があるかと思います。 現在志望している高校が上記のリストに入っている
場合には、こうした動向も把握しておくと受験校決定のための参考になるかと思います。
 特に女子で大きな変化があったのは、久留米大学附設高校、市川高校(上昇)、京都教育大学附属
高校、大阪教育大学附属池田高校、国際基督教大学(ICU)付属高校、青雲高校、白稜高校(下降)の
7校です。 以降詳細はこちら(http://iromizu.com/eiken_suuken.html)に移ります。


−−−−−
 *注: 中学受験の目的で一番大きいのは、単純に行きたい(むしろ親の目から見て通学させたい)中学校(中
      高一貫校)があるということです。 特に女子の場合には、中学からは国、公(中高一貫)、私立の中学
      に進学させたいと考えるご家庭が多いかと思います。 そして、ここで詳細に触れたように、女子の場合
      にはその学校の多くが、中学からしか入れない、高校編入できないというところも大きいかと思います。
       では、なぜそうした通学時間もかかり、電車など通学の手間と交通費をかけ、更に、私立の場合は
      かなりの学費が余分にかかる学校を選択するかですが、一般的に一言でいうと、より充実した教育環
      境を求めてということになります。 他、この辺のところについてはいろいろと議論されていますので、
      これ以上触れませんが、こうした理由から学費が低く抑えられている割には大変充実した教育環境が
      与えられている国立の中学校、あるいは公立の中高一貫校は人気があり、国立中学、公立中高一貫
      校のメリットが大きいのでここだけを考えている家庭もある、という前回の話につながっていきます。



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2011.5.28 追記
東京学芸大学附属※※※中学校のH23春 高校受験者の合格実績より

    この詳細な小記事は こちら(H23(2011) TGDSTGY.html) に記載しました。 H23.5.31

 5月も下旬になり、各国立の中学校、高等学校も昨年度の受験生の健闘結果がまとまり関係者に配布したり、ホームページなどで公開がひと通り済んだ時期になったかと思います。

 受験で国立の中高を志願する生徒さんは多いですが、こうした国立中高の人気というのはどういうところから来ているのでしょうか。 国立中学校や国立高校の先生と、一般的な公立の中学校や高校の先生の大きな違いは一言でいうと何でしょうか。
 これは国立の中高は国立大学教育学部の附属機関であるということで、教育を研究するというミッションがあり、ここの先生は在籍する生徒にどうしたら良い教育を施すことができるかをいつも考えていて、これを実践し、その効果を示さなければならないという点が挙げられます。
 そしてその結果を研究成果として発表したりする、つまり生徒のために良い先生であると同時に、全国の先生方のために成果を示すような、先生方のための先生でもあるということです。 そしてこうしたミッションを持って日頃の授業に臨んでいるため、教育効果に非常に高い関心を持ち、生徒への授業に対し強い意志と熱意を持っている先生が多いということではないかと思います。


 さて話変わって、そうした国立中学校の一つである東京学芸大学附属※※※中学校のH23年春 高校受験者の合格実績が最近公表されています。
 これについて、例年同様に、またこれまでにいただいている話の内容などからも交えて、別途詳細な小記事を記載していきたいと思います。
 今年の最も大きなトピックは、やはりこうした国立系の中学校に特に学力優秀な女子が集中している傾向を裏付けているデータでしょうか。

 関東近郊の高校受験界の常識として、私立の女子高校では慶応女子高校が最難関であることは良く知られていますが、この中学校から慶女高への合格実績を見ていくと、年を追うごとに上昇傾向があり、今年H23年春は19名の合格者を出しています。
 この年の卒業生総数は女子80名(男子は79名)ですから、この年の3学年女子のほぼ1/4が女子高校の受験では最難関であると言われる慶応女子高校に合格していたという、高校受験界について多少ともご存知の方にとっては少々目を引く数字ではないかと思います。 相応の学力があっても慶女を受けない生徒がいることを考えると、当該附属中学校女子の平均的な学力は相当に高いものがあるということが伺えそうです。(なお、女子の附設高校進学者はちょうど半分の40名、男子は半分を少し超えた43名(54%)でした。)

 もちろん、これは冒頭に記載したように、この中学校の教育指導効果によるものが最も大きいと考えられますが、もう一方で男女の変化傾向(同、男子最難関の一つ開成高校への合格実績と比較)を考えたとき、別途本文や小記事などで記載している「女子の中学受験/高校受験」に対する一つの一般的傾向(※注)を端的に表しているものと考えることができます。
 (注※):女子の私立校は完全な中高一貫が多いため、高校から編入できる人気校が男子に比べて少ない。 その結果女子の人気高校の受験は男子に比べ難関傾向になっている。 またこのため中学のうちに、選択肢が多くあるうちに女子が入学できる私立や国立の中学校を受験する傾向が強い。

 東京学芸大学附属※※※中学校 1校の例
 ××年春合格者数  H18  H19  H20  H21  H22  H23
 慶応女子高校    11名   7名  13名   9名  12名  19名
 開成高校       8名   7名   2名   4名   7名   7名


 また、東京学芸大学附属の3中学(竹早、世田谷、小金井)の内部生で附設高校に志願を出していて、実際には受験しなかった者の人数はH23年春は男子8名、女子10名でしたが、この数字は上記のような難関私立高校に合格して進学を決めたために附設高校の受験を放棄した数と考えることができます。 この男子8名、女子10名、合計18名という数は、附属中学校3校全てを合計した人数ですから、前記で挙げた中学1校の例(慶応女子高校19名、開成高校7名、合計26名)で挙げたような難関私立合格者の大多数は、附設高校の方に進学しているものと推定することができます。(※2注)
 (注※2):附設高校に合格するとは限らないため、内部生は「すべり止め受験」や学力相応の併願校受験をしておくのが一般的。 ただし女子校/男子校には進学しないつもりである場合や、距離的に難点がある場合には、学力相応であってもこうした慶女や開成は受験しない者も多い。

 また例年、附設高校受験放棄者(願書は出していたが受験を放棄し、附設高校でなく私立などに進学する者の数)はこの程度出ており、この傾向は例年同様で大きな変化はなかったということができるかと思います。
 この傾向を3年間のトレンドで同様に記載しておきます。

 東京学芸大学附属の3中学(竹早、世田谷、小金井)合計での附設高校受験放棄者数
 ××年春      H21  H22  H23
  女子        8名   4名  10名
  男子        8名  12名   8名
  合計       16名  16名  18名


 以降詳細は別途の小記事に記載します。 過去の実績に関する小記事は以下をご参照ください。
 ・H21:H21(2009) TGDSTGY.html (クリック レ)
 ・H22:H22(2010) TGDSTGY.html (クリック レ)
 ・H23:H23(2011) TGDSTGY.html (今後改訂追記予定)
 なお、H23年(2011年)の小記事は、公開ページに置くには長くなるのと少々立ち入った内容になるため、70行ほどパスワードBページからのリンク側に移しています。 このページのパスワードB側は、同じくパスワードBページ側の同じ場所(What's NEWページの'11.5月28日の追記記事の末尾付近にあるリンク)から入ってください。 What's NEWは、公開ページ、パスワードページ側共に「国立中学の教育」(または「国立高校の教育」の冒頭右上付近にリンクがあります。(「新着・掲載予定などを時折ここに記載」 のリンクです。)


 最後に、他の小記事や「国立中学校の教育」の本文でも関連して触れているように、学芸大学附属3中学の最近数年間の入試難易度(偏差値)は上昇傾向にあり、特に女子に目立った上昇傾向がありますから、学校の教育指導の効果と相乗して、これら附属中学校の特に女子の平均的な学力が高いという傾向はしばらく続くものと推定される、ということを一点だけ補足しておきたいと思います。

 関係するデータとしては以下のもの(四谷大塚より 入学試験受験者合格80%圏偏差値、対象校の募集定員は男女各30名程度)ですが、詳細な内容については本追記部分全体を含め、別途の小記事(H23(2011) TGDSTGY.html クリック)の方をご参照ください。
××年春受験者 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12推定*
  女子偏差値 66 63 62 60 62 63 62 62 65 66 65 66 66
  男子偏差値 61 60 60 58 59 61 60 60 62 63 63 63 62

                    *:'12年については2011.5月現在の推定偏差値


2k−4 通塾しない中学受験
      (〜利用しないという意味ではありません〜)

 ・・・パスワード種別Bページ内 2k−4−3 具体的な例 に238行を追記しました。 (’10.6.26 NEW)・・・

 最初に断っておかなければいけないのは、この「通塾しない」というのは、平日学校が終わってから行く塾のことです。 (土曜や日曜の塾の単発講座や平日分を補なう授業、特訓講座などや、単発の模擬試験などはこの意味には含まれません。) こうした平日の塾の時間というのは、夜7:00前後〜9:00前後というのが一般的で、家が塾から遠くバスを利用せざるを得ない、夕食をまともな時間にとれない、塾の費用がかかりすぎて負担しきれない、などの理由からこうした通塾をあきらめざるを得ないケースも多いと思います。 そうしたケースのために、平日の通塾なしにある程度以上の難関にチャレンジするための学習方法や、チャレンジのための情報収集方法について以下に、特に詳細は2k−4−1以降にに記載していきたいと思います。

 しかし、ある程度以上の難度の受験をしようとする場合、何らかの形で塾のお世話にならずには受験を突破することは極めて難しいと言わざるを得ないと思われます。 何故かと言うと、一つには2k−3で例を見てきたように、中学と言っても、この試験の内容は(むしろ中学受験だからこそ)、小学校で学習する範囲の中で考えなければならない難しいものが出されているからです。 中には大人が頭をひねってみても分からないものもあるでしょう。 もう一つには、どの程度までできればチャレンジできるレベルになっているのかが全くつかめないということです。 実際にこうした講座に通うため、クラス分けのテストを受けたり、模試を受けたりしてみて初めて、他の生徒さんがどの程度こうした入試への対応ができる状態にあるのかを理解することになります。 普通に小学校の学習を真面目にやってきた、優秀にできている、といった程度では全く歯が立たない、想像を超えた内容をやっていることに初めて気付かされます。 (これは高校編でも記述しますが、ある程度以上の難関高校の入試でも話は同じです。)

 そういう意味で、ここで「通塾しない」と言っているのは、冒頭で述べたように「平日学校が終わってから行く塾」のことです。 以下、パスワードページに具体例を挙げているような、土曜や日曜に行われている類の大手塾主催の講座や模試などにも全く関わらずに、ある程度以上の中学受験に突破することは非常に困難です。 もしお子さんが中学を受験したいと言っているようであれば、中学受験、高校受験というのは(浪人も一般的である大学受験とは違い)、これは本人にとって一度きりのチャンスであり、時間的にも経済的にもなんとかなるようであれば、(タイトルの本題とは主旨が違いますが)平日の通塾をさせてあげた方が後の悔いを残さないでしょう。
 また、こうした土曜、日曜の講座(特に中3の後半)や模試はできるだけ受けさせてあげたほうがよいでしょう。 これならば本人もなんとか通えるでしょうし、両親が送り迎えすることも可能でしょうし、費用負担は平日の「通塾」に比べてずいぶん少なくて済むはずです。

 しかしこうした平日の通塾ができないできない場合に、どのようにすればそれに代わる、あるいはそれ以上の効果がある内容ができるかです。 考え方によっては、時間は自由にできるわけですし、個人毎に異なる力を入れるべき分野の選択ができるわけですし、交通などの余計な時間と費用をかけずにすむわけです。 ただしそれには、ご家庭の方で対象の中学校毎に異なる出題傾向の分析を行い、どんな参考書をいつやるのか、そうした計画を考えなければなりません。 そして最も重要なのは本人の学ぶことへの意志興味です。

 実際に管理人の知る家庭教師の生徒さんで、こうした方法で(平日の)通塾をせずに難関中学を受験して進学している生徒さんもいます。 この生徒さんたちは、中学でも塾には行かず、同様の(「国立高校の教育」の方に記載の)やり方で学習し、例えば駿台学力テストや公開模試で各科・総合で優秀者に掲載されるなどの良好な学習成果を上げています。 さらにこうした学習方法を経て国立の高校に進学された生徒さんの例では、同様に(ここで言う)通塾をせずに難関大学向けの模試などで一部の科目について偏差値84という数値に達するような、良好な学習成果を上げている生徒さんも実際にいます。 (なお、大学受験の模試では中学や高校受験版とは受験者の母数が数万人と10倍ほど違い、問題の難度も更に高い(難関向けは平均点が下がる)ため偏差値の上限も大きく広がる傾向にあります。) こうした方法の詳細は、次の2k−4−1以降で見ていきたいと思います。


 2k−4−1 通塾しない中学受験の具体的方法

 さて、こうした「通塾しない」で中学受験にチャレンジするにはどうすればよいか、具体的にどんな講座を受ければ効果的なのか、どんな模試があるのか、またこれが最も重要なのですが、いつ頃から対策を始め、どんな参考書を使っていけば良いのかを見てみましょう。
 参考書選びは易しすぎては時間の浪費になりますし、難し過ぎてはやっても頭に入りませんから、時間の使い方が最も重要な「入試対策」には最重要なことがらになります。
 以下は参考にさせてもらったケースを元に、情報、意見を伺った家庭、家庭教師の方の考えや私感を交えて記載しています。
 ただし、これは国立の中学校や難関の私立中学校受験を前提にしており、そのゴールにたどり着くための一線を分けるレベルがあるため、そのやり方は少々ハードなものがあるかもしれません。 受験を前提にしなければ、多少気を抜いても良く、それでも十分小学校レベルは越えた状態になり、中学3年間の内容の半分くらいは予め知っているような状態になるので、もう少し気楽に考えて良いと思います。
 この辺の受験に関する考え方は、「2k−4−9 中学受験をした本来の目的」のところに詳細を記載しています。

 2k−4−2 時期と参考書

 まず、こうした入試へのチャレンジと、通常の小学校の学習とはかなり質の違うものであるということを念頭に置かなければなりません。 そしてこうした入試へのチャレンジをいつ頃から始め、どんな参考書を使うかについてです。
 取り組める時間は限られており、参考書や問題集は適切なものに絞って入手しなければなりません。  たくさん買っても、やらないで積んであるだけという状態になり得ます。 また参考書、問題集は、易しすぎても、難しすぎてもいけません。 易しすぎれば頭が遊んだ状態で時間ばかりを取られ、逆に難しくないのによく分からないという状態になり得ますし、難し過ぎると一生懸命やっているのに、頭にはさっぱり入っていってないという状態になり得ます。

 通常、中学の入試を考えている塾では、学校の教科進度とは全く別の進度で授業が行われています。 (これは高校の教育の所でも触れますが、ある程度以上の難関高校受験を考えているような場合、中学の塾も同様ですし、当然大学受験に関する所も同様です。)
(以下パスワード種別Bページに移ります。)


※※※※※ 384行省略 ※※※※※ 
(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。
 ・・・パスワード種別Bページ内 2k−4−3 具体的な例 に238行を追記しました。 (’10.6.26 NEW)・・・


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 2010/7/9 追加
 進学塾について

 中学受験、高校受験のためには、あるいは特定の中学、高校を受験するにはどの塾が良いかという問いは多いです。 また、そうした中学・高校に入ってからどういう塾に行っているかという問いもあります。 このページ(公開ページ)ではそうした適した塾などの話はほとんど取り上げていません。

 逆に以下のような理由などで、平日の通塾を避けたいと考えている生徒さん、ご家庭に、平日の通塾をせずに通塾と同等の効果、あるいは(通塾時間と費用は不要になるので)それ以上の効果のある学習を自宅でやるにはどうしたら良いかということを大きなテーマとしています。(国立中学の教育 2k−4「通塾しない中学受験」、 国立高校の教育 2m−4「通塾しない高校受験」
 ・平日の通塾は慌ただしく、サポートするのも大変
 ・夜が遅くなって生徒の負担が大きい
 ・同、夜遅くなるので安全面を考えて避けたい
 ・通塾費用がかかりすぎる

 しかし、本ページでも記載しているように、平日の通塾はしないにしても、塾などの情報や模試などを利用することは必要で、ある程度以上の難度の受験をしようとする場合、何らかの形で塾のお世話にならず受験を突破することは難しいという面もあります。
 従って、費用面でも少なく時間的にもサポートが可能な、例えば土曜または日曜の講座や模試など、こうした塾の仕組みは適切なものは利用するという方針で記載しています。
 週末にこうした目的でうまく利用できる講座を設けている塾といない塾があります。 また、模試形式+解説授業など非常にこうした観点では効率の良い塾の講座などがあります。 具体的な話で公開ページに置くのは避けた方がよさそうなので、パスワードBページの方で、いくつか、例えば以下のような有名なところについて検討対象として取り上げています。
 ・中学受験: 四谷大塚、早稲田アカデミー、SAPIX、日能研、公文の算数(低学年)
 ・高校受験: 早稲田アカデミー、Z会通信教育、SAPIX、駿台フロンティアジュニア、Z会進学教室

(国立中学の教育の2k−4「通塾しない中学受験」2k−4ー3「具体的な例」2k−2−4「ダブルスクールの問題 」
 国立高校の教育の2m−4「通塾しない高校受験」
2m−4−3「具体的な例2m−2−4「ダブルスクールの問題」
 などに関連を記載。)


 なお小学生の場合、中学を受験する予定がない場合でも、こうした進学塾の仕組みや講座などを利用されるご家庭もあるようです。
 例えば、こうしたやり方で中学を受験できるくらいの学力をつけると、(中学の受験はかなり範囲を広く、深く、そして難度の高いものを扱うので、)英語を除き中学の内容の半分くらいは入り込んだような状態になります。 そして中学に入ってからの学習では、既に知っている内容や、(数学など)応用を知っているようなものも多くなっているため、困難はあまり感じずにやっていけるようになります。
 そうした理由から、中学受験の予定がなくてもこうした学習の仕方をとる家庭もあり、受験はしませんので生徒さんの方も、もう少し気楽に学習できて大変良いのではないかと思います。


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 2010/8/8 追記:
 2m−4−6 +2 通塾しない高校受験のメリット(本来の活用方法)


 「国立高校の教育」の 「2m−4 通塾しない高校受験」の2m−4−7 高校受験の本来の意味少し手前に、
中学校での学習方法の参考として掲題の記事を追加しました。

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 2010/8/13 追記
 2m−4−6 +3 附属高校のある中学のメリットの生かし方
 
〜 私立(公立)中高一貫校、私立大学附属中、(附設高校のある)国立大学附属中の場合 〜

 「国立高校の教育」の 「2m−4 通塾しない高校受験」の2m−4−7 高校受験の本来の意味少し手前に、附属高校のある中学校でのメリットの生かし方(学習方法の参考)として掲題の記事を追加しました。
 附属高校のある中学校 (私立・公立の中高一貫校、 私立大学附属中学校、 附設高校のある国立大学附属中学校)のメリットの生かし方としては、例えば得意分野を伸ばしたいとか、興味を持っているような分野を伸ばす方向に活用するような学び方ができるということを、「国立高校の教育」の掲題の項に追記しました。

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 2k−4−7 入試に音楽、図工、家庭、体育実技のある学校の注意点

 私立の中学校もそうですが、国立の中学校にも音楽、図工、家庭、体育実技が選抜内容に含まれている学校もあります。 例えば私立では慶応義塾普通部が体育実技を科していますし、国立の中学では筑波大学附属中学校が音楽、図工、家庭、体育実技を科しています。
 このように主要4科目以外もある学校は配点なども参考に、そうした科目にもそれなりの時間をかけた対策が必要であるということを早いうちに認識しておく必要があります。 例えば筑波大学附属中学校では、配点比率換算で国語100点満点、算数100点、社会50点、理科50点ですが、さらに音楽20点、図工20点、家庭20点、体育実技30点となっていおり、音楽、図工、家庭、体育実技の合計は国、算、理+社にほぼ同等です。 これは普段の授業をまじめに受けているかをどれだけ重視しているかの、学校側の意志表示であるとも受け取ることができます。
 具体的対策にはあまりコメントできる内容はありませんが、例えば体育実技などでは、運動能力を見ているというよりもむしろ態度を見ているという話ももありますので、こうした学校を受けようと考えている場合には注意が必要です。 体育の実技で、わざと絶対に取れないようなボールを投げて、取れなかった時にどういう態度を取るか、無理なのは当たり前で、ここで「ふてくさったような態度」をとったりしないかです。 そうした態度というものは、特に私立では重視していたりします。 何かの拍子に普段の態度が出てしまいますから、面接できちんと振る舞っていてもこうしたところで見られてしまいます。

 2k−4−8 合格最低点と配点比率

 合格最低点はほとんどの学校では非公表となっていますが、筑波大学附属駒場中学校のように最低点、最高点、平均点を発表しているところもあります。 配点比率は筑駒の場合、算、国、理、社各100点満点に調査書を100点満点に換算して、合計500点満点で算出されます。
  例                 合格最低点       合格者平均点    合格者最高点
  ・平成21年 筑駒    368点/500点満点                 412点
  ・平成20年 筑駒    339点/500点満点                 401点
  ・平成19年 筑駒    376点/500点満点    392.4点      433点
  ・平成18年 筑駒    326点/500点満点    342.2点      410点
   (4教科×各100点満点に調査書を100点満点に換算して加える。)


 また、他にも京都教育大学附属中学校のように合格者の平均点が公表されているところや、広島大学附属中学、高校のように合格最低点・平均点が公表されているところ、広島大学附属福山中学、高校のように合格最低点・平均点・最高点が各科目毎に公表されているところもあります。
 配点比率については、他に先ほど記載したように筑波大学附属中学校のように、音楽、図工、家庭、体育実技も加味される所もあり、これは各校で公表している内容をご参照ください。

 公表された広島大学附属中学校、広島大学附属福山中学校、京都教育大学附属桃山中学校の合格者最低点、合格者平均点の例は以下のとおりです。
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2009年2月 広島大学附属中学校合格最低点
           算数   国語   理科   社会   合計
配点        100   100    60    60   320
受験者平均点   50    52    47    43   192
合格者最低点                          233
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2009年2月 広島大学附属福山中学校合格最低点
            算数   国語   理科   社会   作文    合計
配点          40    40    30    30    20    160
合格者中最高点   40    40    29    29    20
合格者中最低点   19    26    14    13    12
合格者平均      28.7  36.8  22.6  22.4  19.8  130.3
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2009年2月 京都教育大学附属桃山中学校合格最低点
            算数   国語   理科   社会   音楽
配点         40    40    20    20    10
受験者平均点   28.2  27.1  14.1  15.2   6.0
合格者平均点   33.8  31.8  17.7  17.8   7.5

            図工   体育   家庭   合計
配点         10    10    10    160
受験者平均点    7.0   7.4   4.5  109.5
合格者平均点    7.5   7.9   5.1  129.1
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2008年2月 京都教育大学附属桃山中学校合格最低点
            算数   国語   理科   社会   音楽
配点         40    40    20    20    10
受験者平均点   25.0  24.3  10.6  12.0   5.5
合格者平均点   32.6  30.1  15.0  15.3   7.0

            図工   体育   家庭   合計
配点         10    10    10    160
受験者平均点    6.4   7.1   7.1   98.0
合格者平均点    6.9   7.8   8.1  122.8
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 2k−4−9 中学受験をした本来の目的

 中学受験対策を始めると、これが本来の目的のようになって、合格すること、希望先の学校に進学することが目的だったように突っ走ってしまうことがあります。
 確かに、希望の中学を目指して頑張っている生徒さんも、その親にとっても、その学校に行きたい、行かせてあげたいという気持ちがあるのは否定できません。 これが原動力になって生徒さんも一生懸命に勉強しています。
 しかし、志望中学を選んで受験のための勉強をしている、その本来の目的は結局「学ぶこと」であり、良く学んだ結果として受験にチャレンジする力が付き、入試に合格すれば希望する学校で「より良い環境で学ぶ」ことができるわけです。 つまり受験の本来の目的は「学ぶこと」それ自身であり、そこで頑張った結果、より良い環境で学ぶことができるようになるという「おまけ」が付いてくる。 これが受験の本質だと思います。 そして受験生にはこれを理解させなければいけないと思います。
 ここを間違えると、希望学校に入ることが目的になり、「入った後はやる気が起きない」という事態になりかねません。 

 また、受験ですから悪い結果(不合格)もあり得るわけで、このような時に目的が単に「希望校への入学」になってしまったりしていると、これまで頑張ってやってきたことに何の意味も無かったと勘違いして、無力感、失望感を持ってしまいます。 合格したときもそうですが、特にこうした悪い結果になってしまった時にはなおさら、しっかりと「これまでやってきたことの意味」を再度認識させてあげることが重要です。
 頑張って学んだこと、こうしていろいろな知識を得たこと、新しい考え方を身につけたこと、これが一番の成果であり目的だった、いずれの場合にしてもこれを理解して納得することが一番重要です。 チャレンジの結果は確かに合格か不合格の2つに1つしかありませんが、試験というのは運不運や体調の良不良、出された問題の自身との相性、得意分野、不得意分野もあり、それだけでこれまでやってきた内容の意味が判断されるものではありません。



 2k−4−10 国立中学校、国立高校を一緒にチャレンジしませんか。
    ・・・ 2010年〜2011年2月分は中、高共に定員となり終了しました。 ・・・ 
 国立中学、国立高校を将来受験することを一つの選択肢として考えておられる生徒さん、ご家庭を対象に、関連情報の提供をしています。 また対象学校の情報を収集して検討をしたり、問題分析を行って対策を考えたりします。 費用負担は不要です。 
 特に以下のような東京近郊の国立中学校や、国立高校、にチャレンジする際の情報や、進学した後の情報を収集する活動もしています。 そして次に受験を考えている方、ご家庭にこれを提供しています。

中学:
 筑波大学附属中学校、 筑波大学附属駒場中学校、
 東京学芸大学附属竹早中学校、 同 世田谷中、 同 小金井中、
  お茶の水女子大学附属中学校、
 横浜国立大学附属横浜中学校、 同 鎌倉中

高校:
 筑波大学附属高校、 筑波大学附属駒場高校、
 東京学芸大学附属高校、 お茶の水女子大学附属高校

 何かご質問等ありましたら、遠慮なくご連絡ください。 パスワードページ内に関係する内容については、アクセスできる方に限らせていただいていますが、それ以外については、できる範囲で回答させていただきます。
 また、逆にご質問、ご連絡をくださった方に、受験の際の有効な学習方法、有用な参考書などや、目指す学校へ入学してから気づいた点、良かった点、悪かった点などを、差し障りのない範囲で伺っています。
 伺った情報は、個人的なこと、個人が推定できることを伏して、次にチャレンジされる方に伝える活動をしています。


 2m−4 通塾しない高校受験のやり方に関して、
 合格実績:
  Aさん: 私立難関高等学校合格(神奈川県 TIN GKEN高校一般受験)
  Bさん: 東京都区内 国立大学附属高等学校 合格(合格証)、 (二次試験案内(一般受験)
  Cさん: 東京都区内 国立大学附属高等学校 合格
  Dさん: 東京都区内の併設高等学校のある 国立中学校 合格(受験票)、(合格証 一般受験
  Eさん: 東京都区内 難関私立高校 合格 (荒川区 KISI高校、合格証


※※※※※ 37行省略 ※※※※※

もう少し詳しくは  http://iromizu.com/kc_info.html にパスワードページ 2k-4-10項の一部を記載しています。
              ↑ここは自動収集SWに検出され公開されないよう、//を全角にしています。
                参照される場合には、お手数ですが//部分を半角に打ち直してアドレス入力ください。



−−−−−
 中学や高校を受験した時に重要だった内容や、各学校教育の内容というのは、具体的な情報の
多くが残りません。 特に国立系の場合には広報活動が少ないため、チャレンジのための内容を
含め、公開された情報があまり無いのは事実です。
 本ページでは、冒頭に記載したように、国立の中学や高校を志して努力している生徒さんを応援
していますので、こうした情報を伝えられるようにページに留め、ここを志している生徒さんやその
ご家庭から最近の状況を伺って、内容を記録し、差し障りの無い範囲については公開しています。


本ページのこの章は次のような内容(クリック)にご興味のある方からアクセスしていただいています。


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2k−5 国立中学校(高等学校)一覧と進学先(合否)情報

 2k−5−1 国立中学校(高等学校)一覧

 全国に国立中学校は多数あり、新設や再編なども行われているようですので、以下の表は少し古くなっているかもしれませんが、ご参考ください。 各中学校の高校進学先(合否)一覧はまだ情報が少ないですが、本章の末尾2k−5−2に記載しています。 今後追加更新していきたいと思います。


国立中学校、公立中高一貫校      
(併設)国立高等学校
(首都圏とその近郊の国立中学校) (附属する)高等学校
筑波大学附属中学校(文京区) 筑波大学附属高校(内部選抜入学制度、約80%が進学)
筑波大学附属駒場中学校(男子校、全国唯一) 筑波大学附属駒場高校(中学からはほぼ全員が進学する。)
お茶の水女子大学附属中学校(文京区)(共学) お茶の水女子大学附属高校(女子のみ約85%が進学)
東京学芸大学附属世田谷中学校(世田谷区) 東京学芸大学附属高校(約45%、実倍率は約1.4)
東京学芸大学附属竹早中学校(文京区) 東京学芸大学附属高校(約45%、実倍率は約1.4)
東京学芸大学附属小金井中学校(小金井市) 東京学芸大学附属高校(約35%、実倍率は約1.4)
東京学芸大学附属国際中等教育学校(練馬区) (中高一貫)     
東京大学教育学部附属中等教育学校(中野区) (中高一貫)     
横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校
横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校 神奈川県立 光陵高校('09入学生より )
千葉大学教育学部附属中学校
埼玉大学教育学部附属中学校
東京芸術大学音楽学部附属音楽高校
東京工業大学工学部附属科学技術高校
筑波大学附属坂戸高校(埼玉県)
(首都圏とその近郊の中高一貫校)
東京都立桜修館中等教育学校(目黒区) (中高一貫)
東京都立小石川中等教育学校(文京区) (中高一貫)
東京都立白鴎高等学校附属中学校(台東区) (中高一貫)
東京都立両国高等学校附属中学校(墨田区) (中高一貫)
千代田区立九段中等教育学校(千代田区) (中高一貫)
千葉市立稲毛高等学校附属中学校(千葉市美浜区) (中高一貫、 H19.4〜)
さいたま市立浦和中学校(さいたま市浦和区) (中高一貫)
(首都圏と近郊以外の国立中学校、中高一貫校)
大阪教育大学附属池田中学校 大阪教育大学附属高等学校池田校舎
大阪教育大学附属天王寺中学校 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
大阪教育大学附属平野中学校 大阪教育大学附属高等学校平野校舎
神戸大学発達科学部附属明石中学校
神戸大学発達科学部附属住吉中学校
兵庫教育大学附属中学校
兵庫県立芦屋国際中等教育学校 (県立、中高一貫)
京都教育大学附属京都中学校 京都教育大学附属高等学校
京都教育大学附属桃山中学校 京都教育大学附属高等学校
京都府立洛北高等学校附属中学校 (府立、中高一貫)
名古屋大学教育学部附属中学校 名古屋大学教育学部付属高校(中高一貫)
愛知教育大学附属名古屋中学校 愛知教育大学付属高校(内部選抜入学制度)
愛知教育大学附属岡崎中学校 愛知教育大学付属高校(内部選抜入学制度)
滋賀大学教育学部附属中学校
滋賀県立河瀬中学校 (県立、中高一貫)
滋賀県立水口東中学校 (県立、中高一貫)
滋賀県立守山中学校 (県立、中高一貫)
金沢大学教育学部附属中学校 金沢大学教育学部附属高校
富山大学人間発達科学部附属中学校
広島大学附属中学校(広島市南区) 広島大学附属高校
広島大学附属東雲中学校 広島大学附属高校
広島大学附属三原中学校 広島大学附属高校
広島大学附属福山中学校 広島大学附属福山高等学校 (中高一貫)
奈良教育大学附属中学校
奈良女子大学附属中等教育学校 奈良女子大学附属中等教育学校(中高一貫)
愛媛大学教育学部附属中学校 ?2008新設  愛媛大学附属高等学校
北海道教育大学附属札幌中学校
北海道教育大学附属函館中学校
北海道教育大学附属旭川中学校
北海道教育大学附属釧路中学校
弘前大学教育学部附属中学校
岩手大学教育学部附属中学校
宮城教育大学附属中学校
山形大学教育学部附属中学校
福島大学附属中学校
茨城大学教育学部附属中学校
宇都宮大学教育学部附属中学校
群馬大学教育学部附属中学校
新潟大学教育人間科学部附属新潟中学校
新潟大学教育人間科学部附属長岡中学校
上越教育大学附属中学校
福井大学地域科学部附属中学校
信州大学教育学部附属長野中学校
信州大学教育学部附属松本中学校
山梨大学教育人間科学部附属中学校
岐阜大学教育学部附属中学校
静岡大学教育学部附属静岡中学校
静岡大学教育学部附属浜松中学校
静岡大学教育学部附属島田中学校
和歌山大学教育学部附属中学校
三重大学教育学部附属中学校
鳥取大学附属中学校
島根大学教育学部附属中学校
岡山大学教育学部附属中学校
山口大学教育学部附属山口中学校
山口大学教育学部附属光中学校
鳴門教育大学附属中学校
香川大学教育学部附属高松中学校
香川大学教育学部附属坂出中学校
高知大学教育学部附属中学校
福岡教育大学附属福岡中学校
福岡教育大学附属久留米中学校
福岡教育大学附属小倉中学校
佐賀大学文化教育学部附属中学校
長崎大学教育学部附属中学校
熊本大学教育学部附属中学校
大分大学教育福祉科学部附属中学校
宮崎大学教育文化学部附属中学校
鹿児島大学教育学部附属中学校
琉球大学教育学部附属中学校

 なお、上記に附属する国立小学校の一覧はこちら


 2k−5−2 参考、国立中学校(一部)からの高校進学先情報
 以下、参考に一部の国立の中学校が公開している(していたを含む)進学先(合否)についてpdfファイルで引用しました。 国立の中学校はたくさんある一方で、進学先については自明(中高一貫、80%以上が併設高校へ進むなど)であったり、紙の資料に掲載されていたりで、掲載数が少ないですがご参考ください。

横浜国立大学附属横浜中学校
H21(2009) YKKUYKHM.pdf
H20(2008) YKKUYKHM.pdf
H18(2006) YKKUYKHM.pdf
横浜国立大学附属鎌倉中学校
H22(2010) YKKUKMKR.pdf ←
うまく2ページにならず下の少し(6校)が切れてしまうので、元ページをご参照ください。
H21(2009) YKKUKMKR.pdf   http://www.kamajhs.ynu.ac.jp/about/index.html
H20(2008) YKKUKMKR.pdf  
      (元ページが掲載されている間までですが。)
H19(2007) YKKUKMKR.pdf
東京学芸大学附属小金井中学校
H21(2009) TGDKGNI.pdf
東京学芸大学附属世田谷中学校
H23(2011) TGDSTGY.pdf (H23 3月) 特筆は慶女19名合格(開成は7名、例年同様)
H22(2010) TGDSTGY.pdf (H22 3月)
H20(2008) TGDSTGY.pdf (H21 3月)
H19(2007) TGDSTGY.pdf (H20 3月) 以下同じ
H18(2006) TGDSTGY.pdf
H17(2005) TGDSTGY.pdf
↑例:H17(2005)はこの中学の表記方法で、H18(2006年)3月の卒業生のことです。
京都教育大学附属桃山中学校
H22(2010) KKYMMYM.pdf
H20(2008) KKYMMYM.pdf
H19(2007) KKYMMYM.pdf

              出典: 各国立大学附属中学校のホームページまたはパンフレット



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 ついでに各国立高等学校からの各大学合格、進学先情報も掲載しておきます。
2011年度分については現在各校から発表された分を更新します。
(基本的に国立高校の教育関係情報を記載しているので、私立高校、他の公立高校の情報は原則としてありません。)

筑波大学附属高校
H23(2011) TKBA.pdf
H22(2010) TKBA.pdf
H21(2009) TKBA.pdf
H20(2008) TKBA.pdf
H19(2007) TKBA.pdf
H18(2006) TKBA.pdf
H17(2005) TKBA.pdf
H16(2004) TKBA.pdf
H15(2003) TKBA.pdf
H12-14(2000-2002) TKBA.pdf
筑波大学附属駒場高校
H23(2011) TKKM_1(KOKURITSU).pdf   (国公立大学)
   H23(2011) TKKM_2(SHIRITSU).pdf  (私立大学)
H22(2010) TKKM.pdf
H21(2009) TKKM.pdf
H20(2008) TKKM.pdf
筑波大学附属坂戸高校  ・・・H21年、2年次に若干名の転入学生(編入学生)を募集していました。
H8-21(1996-2009) TKBA-SKDO.pdf
H17-20(2005-2008) TKBA-SKDO.pdf
H8-20(1996-2008) TKBA-SKDO.pdf

H17-19(2005-2007) TKBA-SKDO.pdf
お茶の水女子大学附属高校
H20-22(2008-2010) OCHNMZ.pdf
H19-21(2007-2009) OCHNMZ.pdf
H18-20(2006-2008) OCHNMZ.pdf
東京学芸大学附属高校
H23(2011) TGD.pdf
H22(2010) TGD.pdf
H21(2009) TGD.pdf
H20(2008) TGD.pdf
H19(2007) TGD.pdf  ・・・ Harvardも1名。 海外の大学への進学があるのもここの特徴。 ・・・
東京工業大学附属高校
H19-23(2007-2011) TKYKGYDGHZK.pdf
H17-21(2005-2009) TKYKGYDGHZK.pdf
H16-20(2004-2008) TKYKGYDGHZK.pdf
東京大学教育学部附属中等教育学校(中高一貫校)
H21-23(2009-2011) TKYDGHZKCH.pdf
H20(2008) TKYDGHZKCH.pdf

大阪教育大学附属高校 池田校舎
H23(2011) OSKKYIKD.pdf
H22(2010) OSKKYIKD.pdf
H21(2009) OSKKYIKD.pdf
H20(2008) OSKKYIKD.pdf

H19(2007) OSKKYIKD.pdf
大阪教育大学附属高校 平野校舎
H22(2010) OSKKYHRNO.pdf
H21(2009) OSKKYHRNO.pdf
H20(2008) OSKKYHRNO.pdf
H19(2007) OSKKYHRNO.pdf
H18(2006) OSKKYHRNO.pdf
大阪教育大学附属高校 天王寺校舎
H22(2010) OSKKYTNNOJI.pdf
H21(2009) OSKKYTNNOJI.pdf
H20(2008) OSKKYTNNOJI.pdf
H16-20(2004-2008) OSKKYTNNOJI.pdf
京都教育大学附属高校
H23(2011) KYTKYKDH.pdf
H21-22(2009-2010) KYTKYKDH.pdf
H20-21(2008-2009) KYTKYKDH.pdf
H20(2008) KYTKYKDH.pdf
H19-20(2007-2008) KYTKYKDH.pdf
H13-19(2001-2007) KYTKYKDH.pdf
金沢大学附属高校
H19-21(2007-2009) KNZWDGKKYHZ.pdf
H13-15(2001-2003) KNZWDGKKYHZ.pdf
名古屋大学附属高校
H19-22(2007-2010) NGYDGHZK.pdf
H18-21(2006-2009) NGYDGHZK.pdf
H17-20(2005-2008) NGYDGHZK.pdf
H15-19(2003-2007) NGYDGHZK.pdf
愛知教育大学附属高校
H20-23(2008-2011) AICHKYDHZK.pdf
H22(2010) AICHKYDHZK.pdf
H21(2009) AICHKYDHZK.pdf
H16-20(2004-2008) AICHKYDHZK.pdf
H19(2007) AICHKYDHZK.pdf
奈良女子大学附属高校
H19-23(2007-2011) NRAJSIDGKHZK.pdf
H18-22(2006-2010) NRAJSIDGKHZK.pdf
H16-20(2004-2008) NRAJSIDGKHZK.pdf
H14-19(2002-2007) NRAJSIDGKHZK.pdf
広島大学附属福山高校
H23(2011) HRSMDIGKHKYM.pdf
   H15-23(2003-2011) HRSMDIGKHKYM(IGAKUBU).pdf  (医学部)
   H14-23(2002-2011) HRSMDIGKHKYM.pdf          (総覧)
H22(2010) HRSMDIGKHKYM.pdf
H21(2009) HRSMDIGKHKYM.pdf
H12-21(2000-2009) HRSMDIGKHKYM.pdf

H11-20(1999-2008) HRSMDIGKHKYM.pdf
H14-20(2002-2008) HRSMDIGKHKYM.pdf
広島大学附属高校
H19-23(2007-2011) HRSMDIGK.pdf
H22(2010) HRSMDIGKHZK.pdf


            出典: 各国立大学附属高等学校のホームページまたはパンフレット


−−−− 都立ですが、参考 −−−−
(東京都立高校)

都立西高校
H23(2011)NISHI.pdf
日比谷高校
H22-23(2010-2011)HIBIYA.pdf
都立国立高校(くにたち)
H21-23(2009-2011)KUNITACHI.pdf
戸山高校
H21-23(2009-2011)TOYAMA.pdf
八王子東高校
H20-22(2008-2010)HACHIOUJIHIGASHI.pdf
青山高校
H19-23(2007-2011)AOYAMA.pdf
立川高校
H18-22(2006-2010)TACHIKAW.pdf
新宿高校
H21-23(2009-2011)SHINJUKU.pdf
都立武蔵高校
H13-22(2001-2010)MUSASHI.pdf


−−−− 神奈川県立ですが、参考 −−−−

湘南高校
H23(2011) SHNN.pdf
H22(2010) SHNN.pdf
H19-21(2007-2009) SHNN.pdf
H18-20(2006-2008) SHNN.pdf
横浜翠嵐高校
H23(2011) SIRN.pdf
H22(2010) SIRN.pdf
H21(2009) SIRN.pdf  (H21年春(=H20年度)、速報)
H17-19(2005-2007) SIRN.pdf
 ↑ H18-H20春(H17-H19年度という意味です。)
厚木高校
H20-22(2008-2010)ATSUGI.pdf
柏陽高校
H23(2011)HAKUYO.pdf
平塚江南高校
H23(2011)HIRATSUKAKOUNAN.pdf

−−−− 千葉県立ですが、参考 −−−−

千葉県立千葉高校(中高一貫)
H21-23(2009-2011)CHIBA.pdf
千葉県立船橋高校
H21-23(2009-2011)HUNABASHI.pdf

−−−− 埼玉県立ですが、参考 −−−−

埼玉県立浦和高校
H23(2011)URAWA.pdf
H22(2010)URAWA.pdf
埼玉県立大宮高校
H23(2011)OOMIYA.pdf
埼玉県立浦和第一女子高校
H23(2011)URAWADAIICHIJOSHI.pdf


            出典:各都立、県立高等学校のホームページ



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 さて、学校の資料や一般書籍などを見ると、中学から各高校へ何名、あるいは高校から各大学へ何名進学したというような数字が示されたりしていますが、この個々の数字はその1人ずつが自身のこと、将来のことなどをいろいろと真剣に考えて出した結論です。 そしてその合計の数字何百という数はその1人1人の真剣に考えた内容の集積です。
 自身が進学を考える時期になったときのことも考えて、こうした進学先などの数字の情報は、漠然と捉えずに読み取るようにしたいものです。 例えばどういうことを考えてこの各1という数字は決まり、他の選択肢として何を考えていたのか、生徒さんが真剣に考えていたのと同様に、読む方も深く真剣に読み取るようにしたいものです。


−−− 高校からの大学進学数の話(参考) −−−
 さて、こうした情報は一般的には合格者数のみを表示することが多いですが、国公立大学は1校しか受験できないのに対し、私立大学は大学自体も複数受験でき、同じ大学でも異なる複数の学部・学科を受験することができます。 従って国公立の場合には合格者1人と1校がほぼ対応していますが、私大の合格者数には、1人が複数校、あるいは複数学部を受験している結果が表示されたりしています。 これは一般に資料として公開されている私立や公立高校の合格者数表示も同じです。

 これに対し、進学者数も明示している学校は少ないですが、進学者数については1人につき1校ですから、これが明示されている場合には、各受験者がどんなことを考えてどの大学の何学部を受験し、最終的にどの大学の学部に決めたのか、こうした高校の先輩が進路を考えた時の足跡を辿るための資料となり得ます。
 例えば上記で引用の筑波大学附属駒場高校や東京学芸大学附属高校は合格数、進学数、学部などが明記されていますし、筑波大学附属坂戸高校では進学者数のみですが明示されています。 またいくつかの私立高校でも同様に、合格数だけでなく、そうした進学数、進学先大学・学部も明示しています。 大学進学ではまず専門に何を学ぶか、そのためにどの大学の何学部に進むか、こうしたことから考え始めますから、このように提供された情報も読み取って、(進学先も明示されている場合にはこうした情報も読み取って、)自身が次の3年間に大学で学ぶ専門のことについてどんなことを考えるのか、先生や周囲の友人と進路についてどんなことを相談しあったりするのか、そんなことも少し念頭に置くと、進学しようとしている高校を考える際の材料とすることができます。


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2k−3’ 中学入試の実際 (の続き)
 先ほど、長くなるので文末に移した入試問題の実際(続き)です。 図形の問題が見た感じ出題意すぐに頭に入るので、最初の方に列べてほとんどを占めていますが、速度と距離、差集め算なども、解き方考え方の面白い良いものが出題されています。


 2k−3−2e 算数 例5 正三角形の面積

問題:
 右の図は底辺の長さL、高さ6の正三角形です。 a,b,cで示した線は各辺に直角です。 a+b+cの長さはいくらですか?

解法:
 図の正三角形の面積を2通りの表し方で求めます。 右下の図のように補助線を引いて面積をx,y,zの3つに分けます。
(1) L×6/2
(2)
L×a/2 + L×b/2 + L×c/2
 この(1)、(2)で求めた面積は等しいですから、
 (a+b+c)×L/2=L×6/2

 (a+b+c)=6

答え:
 6


分析:
 三角形の面積が底辺×高さであることがわかっていても、なかなか図のように正三角形を3つの三角形に分けること、3つの三角形の高さがどのような値になっていても合計は大きい方の正三角形の高さ6に等しいこと、に気づくのは難しいかと思います。
 従って、これも考え方としてこうしたパターンがあるということを知っておきなさいという学校からのメッセージでしょう。
 こうしたパターンがあることを知っていれば、類似のものがあったときに解法を思いつくことがあるかもしれません。  これは2k−3−2b 算数 例2 図形−三角形の面積、重複部分で既に記載しているとおりです。 国立中学校の授業内容(数学)の例でも類似なもの挙げているように、こうした考え方というものは、単に受験問題パターンとして捉えるのではなく、その後の生徒さんの思考力に影響を与える重要な思考過程になるべきものと思います。

 2k−3−2f 算数 例6 三角すいの高さ

 この類の問題は、難関の高校入試でも良く出題されるような類の難問に発展していきます。 そういった解法パターンに合致している問題です。 
 この図の場合、たまたま小学校の6年までの知識で解けるような寸法関係になっています。 (√が出てこず、三平方を用いなくても必要な寸法がわかるというもの) 従って当然中学入試の中でも難問の部類です。

問題:
 右の図は、一辺が2の正方形を図のように切り取った三角すいです。 切った面を下に置いたときも三角すいとしてみることができます。 この三角すいの図で示している高さhはいくつですか。

解法:
 下側の図のように、切り出した図形の展開図を考えます。 開いた3つの面の3角形の頂角は図のように全て直角ですから、展開図はちょうど正方形の形になります。(1,1の辺が一直線上になることを示すのは小学生には難解ですが、こうなるものとして扱われています。 一直線上にないとすると、2,2の直角二等辺三角形が2個別にできるはずですが、底角の合計は直角になるので、これがまさに小さい1,1の直角二等辺三角形の頂角になります。)
 従って、この三角錐の体積は
   1×1×(1/2)×2×(1/3)=1/3
 一方、図でSと表した三角形の面積は、正方形の面積から三角形3つを引いたものですから、
 S=2×2−1×1×(1/2)
   −1×2×(1/2)−1×2×(1/2)
  =3/2
 高さhで表した高さは、この面積Sと三角錐の体積から求めることができ、
 体積=h×面積S/3  ですから、
hは  h=体積/面積S×3
      =(1/3)/(3/2)×3
      =3/2

答え: 3/2

分析:
 仮に高校の入試問題であったにしても、けっこう難関校で出題される類の問題です。 体積を2とおりの角度から見て計算させ、分かっている方の体積から、未知の方の高さを計算させます。 高校入試の場合でも、展開図が正方形になることには気づかず、1,2,√5 と 1,1,√2 からSの三角形の底辺を√2、高さを3√2/2と求め、面積Sを  S=3/2 と求めて出す生徒さんが多いのではないでしょうか。
 特殊な寸法関係の場合に限って、(なんとか√を使わずに)小学生でも求められる問題になりますが、解法をパターンとして知らなければ、同様にほとんど解くことはできないだろうと思われます。 しかし、言われてみれば解法は目からうろこが落ちるような面白い問題です。

 2k−3−2g 算数 例7 分数の計算(特殊算法)
 これもある国立の中学校の出題。 
ある特殊な解法に気づかないと、時間ばかりかかって計算を間違える恐れがあるという(ある意味で)はやっかいな問題。 しかも問題が大量にあって、社会と合わせて50分という短時間での処理を求められている中での出題。
問題:
 次の計算をしなさい。   1/12+1/20+1/30+1/42

解法:
 一般に1/(A×(A+1))という分数は、(1/A)−1/(A+1)という形になります。
これは通分の逆を考えると出てきます。
 12=3×4、  20=4×5、  30=5×6、 42=6×7 ですから、上記の考え方を使いなさいという意図は明らかです。
 1/12+1/20+1/30+1/42
  = 1/3−1/4+1/4−1/5+1/5−1/6+1/6−1/7
  = 1/3−1/7
  =4/21

答え:
  4/21

分析:
 いきなり一部あるいは全部を通分して計算し始めたら、(おそらく)他の大量にある問題に手をつける時間が不足してアウトでしょう。 上記の解法に本番中に気づけというのも酷ですから、これはこうした解法があるということを知っておきなさいという学校からのメッセージでしょう。

 2k−3−2h 算数 例8 図形の折り返し

問題:
 右の図は正方形の一部を折った図です。
 図に示した角度が72°のとき、ア で示した角度は何度ですか?

解法:
 右下図のように、正方形の辺が等しいことから、求める角度アを含む三角形が2等辺三角形であることに気づかないと解けません。  気が付けば図に記載したように角度を求めていって、63°と簡単に求められます。

答え: 63°




分析:
 これは基本的な問題ですが、図形を折るということがどういうことなのか(=合同な図形ができるということを一言で「折る」と言っているということ)、これが思考としてすぐに浮かばないとできない、という問題。 簡単そうに見えますが、気づかないとやっかいな問題です。 これも国立系の中学校からの出題でした。
 こういう類の考えさせる問題は国立系では非常に多く見かけます。





 2k−3−2i 算数 例9 おうぎ形(1)

問題:
 右の図のイの斜線で示した面積からウで示した面積を引くと何cmになりますか。
 但し、右の図の作図方法は次のとおりです。
 図の半円は半径12cmで、図のように半径の中点の所に垂線を立てて半円との交点と中心を結びます。この線から直角の線を描き、同様に半円の交点から半円の半径に垂線をおろします。

解法:
 以下、これでも長くなるので、以降の問題の解法、分析の詳細はパスワード種別Bページに移ります。



※※※※※ 20行省略 ※※※※※ 
(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

 このようにあるパターンを知って、これが応用できるようになると、思考力は格段に上がってきます。

 2k−3−2j 算数 例10 おうぎ形(2)、図形の移動

問題:
 右の図で三角形ABOの各辺の長さは図のとおり3,4,6cmです。この三角形ABOをOを中心にして90°回し、三角形PQOのところに持っていきました。 斜線で示した辺ABがPQまで動いたときになぞってできる部分の面積は何cmですか。


※※※ 36行省略 ※※※

 ここでは、こうしたパターンを知らない人には「図の見方で新たな発見」があるようなものを取り上げましたが、より重要なのはもう一つ取り上げた方の、「答えは合うので改善の余地があることに気づきにくい」という類のポイントかと思います。




 2k−3−2k 算数 例11 おうぎ形(3)

問題:
 右の図で斜線部分の面積は何cmですか。 小数点の3桁目を四捨五入して求めなさい。
 なお右の図は半径1cm、中心角60°のおうぎ形に中心角30°のところで線を引き、弧と交わったところから垂線を下ろしたものです。

※※※ 26行省略 ※※※

この最重要ポイントのうち(2)は、先ほどから何回か登場しているように、2k−3−2b 算数 例2 図形−三角形の面積、重複部分の(3)の問題で問うているような類の問題と同じパターンです。 こうしたパターンは私立を含め、難関の中学校入試では多く出題され、「こうした思考は小学生でもできるはずでしょう」、という出題者側の意図が見えてきます。 こうした思考パターンを身につけておくことで、思考力、応用力は広がるものだと思います。


 2k−3−2l 算数 例12 円錐

問題:
 右の図の円錐で、図のように最短距離になるように円錐の側面に沿ってひもを巻きました。 ひもから上の部分の面積(斜線をつけた部分)は何cmになりますか。

※※※※※ 33行省略 ※※※※※

 このパターン問題は、高校の(特に私立・国立難関の)入試問題でも頻出のもので、前記(1)〜(3)の解法、思考法は必須です。 (もちろん高校入試のパターンでは、三平方の定理などもからんできたり、相似がからんできたりする場合もあります。)








 2k−3−2m 算数 例13 おうぎ形(4)

これまでのものより容易でほっとする問題です。

問題:
 図の半円を図のように3つに分けました。 図の斜線の部分の面積は何cmですか。
 但し円周率を3.14とし、答えは小数点3桁目を四捨五入しなさい。

※※※※※ 16行省略 ※※※※※






 2k−3−2n 算数 例14 正六角形

問題:
 右の図は一辺の長さが4cmの正六角形です。 図に示した斜線の部分の面積は正六角形の面積の何分のいくつですか。

※※※※※※※ 20行省略 ※※※※※









 2k−3−2o 算数 例15 相似と長さ

 次は難問です。 相似を使いますので私立が多いですが、国立でも「出さない」と明言していなければ、出ないとは言い切れません。
問題:
 右の図長方形ABCDで、BF:FCは3:2、 三角形AEDの面積は15cm、 三角形DFCの面積は8cmです。
(1)AEとEBの長さの比を求めなさい。
(2)AGとGFの長さの比を求めなさい。
(3)三角形EFGの面積は何cmですか。

※※※※※ 47行省略 ※※※※※

 これは当然で、こうしたパターンを知らない場合は大人でもけっこう苦戦したはずです。
 しかし、この例のような2組の相似三角形ペアを使うパターンは特に私立では頻出ですので、慣れておくと非常に有効なものになります。


 2k−3−2p 算数 例16 面積と底辺比、補助線と相似

問題:
 右の図でBDは角CBAの二等分線です。 ?で示した辺ADの長さは何cmですか。

※※※※※ 16行省略 ※※※※※









 2k−3−2q 算数 例17 三角柱

問題:
 右の図は、ある直方体を面ADFCで切ったときにできる三角柱ABCーDEFで、H,GはそれぞれCA,BAの中点です。
 平面HGEFでこの三角柱を切断したとき、頂点B,Cを含む方の図示した立体Y側の体積は三角柱ABCーDEFの何分の何ですか。

※※※※※ 26行省略 ※※※※※

 こうした立体の見方、思考方法というのは、一度例を見ただけでも違ったものの見方ができるようになると思いますし、習得するとずいぶん立体への見方が変わってくるかと思います。




 2k−3−2r 算数 例18 速度と距離
次は、距離もそれぞれが歩く速度も与えられていないが、答えがでるという不思議な問題です。

問題: A町に住むAさんはB町に向けて歩き、B町に着くとすぐA町に向けて歩きます。
     B町に住むBさんはA町に向けて歩き、A町に着くとすぐB町に向けて歩きます。
     A、Bさんは同時に出発し、途中20分後にすれ違いました。
     A、Bさんはいつも同じ早さで歩きます。
     折り返して再び出会うのはすれ違ってから何分後ですか?

解法:
出会ったとき、両方が折り返して再び出会ったときの図を描くと、すぐに答えがわかります。
(1)   A町 →→→→→→→→→→→→→→×←←←←←←←←←← B町
            Aさん            20分後    Bさん

     A町 ←←←←←←←←←←←←←← →→→→→→→→→→  B町
               Bさん                Aさん

(2)   A町 →→→→→→×←←←←←←←←←←←←←←←←←← B町
          Bさん  出会う          Aさん

上図で(1)が最初に出会ったときで、2人合わせてA町−B町間を20分で歩いています。
(2)はそれぞれが折り返して元の方向に歩き、再び出会ったところです。 このとき2人は合わせてA町−B町間の3倍(2倍ではないので注意)の距離を歩いています。 1倍の距離のとき20分でしたから、3倍のときは60分です。 すれ違ってからの時間では、40分後となります。

答え:
40分

分析:
この類の問題は変形して非常に多くの問題で使われています。 Aの速さが別に求まるようにして、Bの速さを求めさせたり、Bが遅れて出発したりするパターンです。
なお、この基本形は私立高校の入学試験にもしばしば登場しており、文章題の中でもけっこうな難問が作られていますが、最初のこの基本アイデアに気づかないと、例えば小設問(1)〜(3)が全滅などというパターンに陥ります。


 2k−3−2s 算数 例19 差集め算


問題:
 大きな缶に黄色、赤色、緑色、青色の玉が同じ数だけ入っています。
 健一さんは、この缶の中から黄色15個、赤色11個の玉を取り出し、一つの箱に詰めます。何箱か作ったところで、缶の中には黄色9個、赤色69個が残りました。
 かおるさんは、この缶の中から緑色13個、青色18個の玉を取り出し、一つの箱に詰めます。 何箱か作ったところで、缶の中の青色の玉がちょうどなくなりました。
 次の□の中に当てはまる数を答えなさい。
(1)健一さんは □ 箱作りました。
(2)かおるさんが何箱か作って、ちょうど青色の玉がなくなったとき、
   缶の中に残った緑色の玉の数は □ 個です。

解法:
 これは、典型的な「差集め算」と呼ばれるもので、「つるかめ算」に少し似ていますが、算数的解法はもう少しやっかいです。 しかしパターン解法があります。 類似の問題はさらにやっかいなものを含め多数問われています。
 この場合、まず健一さんの詰めた黄色と赤色の玉の数の差に着目します。 黄色と赤の差は4個で、何箱か作り終わったとき、残った玉の個数の差は69−9=60個になっています。 ひと箱作るごとに残った玉の個数差は4個づつ増えますから、差が60個になるには60÷4=15箱作る必要があります。
 次に、(2)のかおるさんの方の問題です。 (1)から全部で何個の玉があるか考えます。 赤色の玉を11個づつ15箱作ると69個余るので、玉は11×15+69=234個あることがわかります。 青色の玉を18個づつ詰めて234個になるには234÷18=13箱、つまり青色の玉は13箱作ったときにちょうどなくなっています。
 ここで13箱作ったとき、緑の玉は何個残っているか考えます。 234−13×13=65個

 こうした解法は、そのとき思いつけば何の問題もなく、算数解法で解けば非常に簡単に速く解くことができます。 しかし、解法に気づきにくいパターンもあり、こういう解法が浮かばなくなってしまった時に、少し時間はかかるがなんとしてでも解くことができる解法を持っているか、いないかでは大きな違いになります。

答え:
(1)15箱
(2)65箱

分析:
 これもある国立中学校の出題からでした。
 こうした算数解法は、考える力を養うには非常に良い問題で、類似の「つるかめ算」と共に良く出題されています。 つるかめ算は「もし全てがカメなら足は何本、実際は××本、その差は実際にはツルがいて足の数を減らしているから、その差の分だけツルがいる。」というように考えていきます。
 (以降パスワード種別Bページに移ります。)

※※※※※ 34行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

 さて、この差集め算が、前例の「2k−3−2r 算数 例18 速度と距離」と組み合わされていたとしたら、...受験本番で、小学生が容易に算数的解法を思いつくことができるでしょうか?



 2k−3−2t 算数 例20 合同

問題:
 右の図で三角形ABCと三角形CDEは正三角形です。 角EACは20°、角BCEは90°のとき ア で示した角度を求めなさい。

※※※※※ 26行省略 ※※※※※

 これも、知れば!!のひらめきアイデアで、先ほど挙げたように同じような応用がありますので、数学的思考を広げる良い問題です。 そして簡単そうに見えるので、気づかなければ延々と時間だけを使う悪いパターンに陥る可能性があります。





 2k−3−2u 算数 例21 合同(2)

問題:
 右の図は正方形ABCDをC点を中心に60°時計回りに回したものです。 正方形の一辺ABの長さが1のとき斜線を付けた部分の面積はいくらですか。 小数点以下第三位を四捨五入して求めなさい。

※※※※※ 31行省略 ※※※※※

 これも、難関高校の入試でも良く出現するパターンで、その場合は当然、より複雑になって三平方の定理応用などと組み合わされていたりします。







 2k−3−2v 算数 例22 台形

 ここで「ほっと一息」の問題です。
問題:
 右の図の台形ABCDは、上底3cm、下底5cmです。 @とAの面積が等しいとき、?で示した長さは何cmですか。

※※※※※ 11行省略 ※※※※※

分析:
 これは簡単で、いままでの難問続きと比べて”ほっと”します。
 このように比を考えるだけの問題は、高さが分からなくても解けるという例を見ることで、こうした問題に触れた生徒さんの思考力、応用力は広がっていきます。
 しかし実際の入学試験問題パターンでは@:A=7:9などと複雑にし、比の問題の理解とからめて更に分数計算の力も見る問題になっていたりします。
 小学校の範囲で考えることのできる良い問題ですが、こうした比の値など(例えば1:1 ⇒ 7:9) ちょとした変形で考え込んでしまわないよう注意が必要です。


 2k−3−2W 数学 例23 同一面積の発見(図形の移動)

問題:
 次は図形の問題から。
 右の図は典型的な同一面積部分を発見する中学入試のパターン問題ですが、気づきにくく難問系で、難関私立の高校入試にもよく出題されます。

 ●問題:(中学入試版)
「あ」から「い」を通る線を直径とする半円を30°「あ」を中心にして回してできた、下のような図があります。
斜線をつけた部分の面積を求めなさい。
ただし円周率は3とし、半円の直径は1cmとします。






※※※※※ 15行省略 ※※※※※(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

 こうした考え方は、中学入試でも、高校入試でも、難しいものは難しいわけで、両方の入試で良く問われます。
 高校入試の最近の例では、こうした考え方をまず最初に知っている/あるいは考えに至らないと解けない問題として、H22年春 開成高校の入試問題に見ることができます。 もちろん高校編ですから、これを見出した上で他に特別角の三角形の辺の長さや、√のやや複雑な計算ができないと歯が立たない問題になっています。


 2k−3−2x 数学 例24 同一面積の発見(等積変形、平行四辺形)

問題:

 次も中学入試、高校入試共によく聞かれる類の、「考え方」を見る問題のパターンです。 高校入試編では若干難しく、証明という分野と併せて問われる可能性がありますので、そうした内容にしています。

●問題:(中学入試版)
下の図で「あ」「か」「え」を結ぶ三角形と同じ面積の図形はどれですか。
(1) 「か」「い」「お」を結ぶ三角形
(2) 「あ」「か」「お」「く」を結ぶ四角形
(3) 「か」「お」「え」を結ぶ三角形
(4) 「お」「う」「え」を結ぶ三角形
(5) 「え」「き」「く」を結ぶ三角形

ただし、図で四角形「あいうえ」は平行四辺形、「かお」は対角線「あう」に平行な直線です。

※※※※※ 29行省略 ※※※※※(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

分析:

 ここでは、先の解と共にこうした別解がありますが、最初の解が思いつかない場合や、別解の方が簡単な場合、またそうした解がない場合もあります。
 従ってこうした別解の考え方は大切にして理解しておくことは大変重要です。

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 2k−3−2y 数学 例25 合同と相似

問題:

●問題:(中学入試版)
図の「四角形あいうえ」は正方形です。 「お」は線「えう」の中点、「あう」は正方形の対角線「か」は「いお」と「あう」の交点、 「き」は「かえ」と「あお」の交点です。
?で示した「あきえ」を結ぶ線の角度は何度ですか。









※※※※※ 22行省略 ※※※※※(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。

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 2k−3−2z 数学 例26 合同と相似

問題:

●問題:(中学入試版)
図の2つの三角形で、「い」の角度は105°、 「う」の角度は15°、
「うい」=「あえ」、 「いお」=「おあ」です。
?で示した角度(線「えあお」で作る角)は何度ですか。 (難問です。)










※※※※※ 18行省略 ※※※※※(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。


 2k−3−2α 理科 例27 2011年度(H23年度)理科時事問題

問題 理科時事問:

 ここで趣向を変えて、理科の時事問題を一つ取り上げてみたいと思います。

 入試問題というものは、間違いがあってはいけないので内容の確認や印刷準備に多くの時間を充てるため、夏休み前の時期にはおおよその内容が確定していると言われています。 従って、時事問題は大体そのあたりまでで起きた出来事を中心に出題されているようです。

 さて、今年(2010年)の6月あたりまでで起きた最も大きな出来事は、なんといっても「はやぶさ」の地球帰還(2010.6.13)でしょう。 従って、来年春(2011年春(H23))の理科入試時事問題の第一候補は、中学校入試も高校入試も「はやぶさ」の帰還になるのではないかと思います。

 ここでは問題形式ではありませんが、どんなことを聞かれる可能性があるかを記載しておきたいと思います。
 その中でも一番の山は、太陽系起源を探る目的に関連して、なぜそんなに苦労して小惑星の岩石を持ち帰る必要があったか、その理由や科学的な背景のあたりではないでしょうか。

※※※※※ 33行省略 ※※※※※(パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」付属しています。


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 以上、長くなったため、「2k−3 中学入試の実際 (の続き)」を文末に移動しました。
 
本題の続きに戻る方は、 ここ (2k−3−3 各教科毎の対策注意点(国立中学校受験のケース))をクリックしてください。

−−−
2k−6 本文中省略箇所の参照パスワード入手方法


 本文中で+++++ 省略 +++++ または ※※※※※ 省略 ※※※※※ で示された箇所は、パスワードにより参照可能になるページになっています。
 それぞれ+++はパスワード種別A 及び 種別Bで、※※※はパスワード種別Bのみで参照することができます。 パスワード種別Aは色水マジック「ジュースで乾杯」に付属の関連ページパスワードと同一です。

 詳細入手方法、パスワードページへのリンクは ここ をご参照ください。

 パスワード入力時の注意事項:
 本ページはセキュリティの証明書を付けておりませんので、ウイルスバスターなどのチェッカーでブロックされる可能性があります。
 このときは、一度パスワードを入れて、表示に従い「ページを参照する」を選択すると、一度本ページ、ジャンプ元 または HOMEに戻ってしまいます。(おそらく表示SWかウイルスチェッカのバグ) そこで再度同様にパスワードページを開く操作を行い、パスワードを入力すると、今度は正常に入ることができます。 このときウイルスバスタであれば「このページを信頼する」にチェックしておけば、次回は問題なく入れます。
 また、ウイルスバスターの「Trendプロテクトの設定」で、Webサイトの評価に関する警告を「有効」にすると、警告を承知で「参照」しようとしても、ブロックがかかり、ブロックページから参照しても元の警告ページに戻り、本文に延々と入れない現象が確認されています。 パスワードページ内のリンクをクリックするたびに警告が出ますので、これを回避するには、当方のページを信用して、Webサイトの評価に関する警告を一時的に「無効」にすれば警告ページに飛ばなくなります。 本ページの参照が終わったら、元の設定に戻すことをお奨めします。

 
なお、本ページでは、当方が発行するパスワード以外の情報入力を求めることはありません。


2k−7 −−− 最後に −−−

 さて、こうした国立の中学在籍の生徒さんがいるご家庭や、そうしたところの家庭教師の方のお話を伺うと、学校生活は大変楽しくやっているようですし、文化祭などで訪問したりしますとそうした充実した内容の一部を見ることができます。 こうしたことからも国立の中学というのはお奨めできると思います。

 「後書き」 にも記載しましたように、本ページのメインのサイト(〜 不思議な色の世界 〜 色水マジック)は、教育の全般について考えるのが本来の主旨です。 しかし、本ページの冒頭で述べたように、以上のようなことで、このサイトでは少ない教育費用負担大変良い教育を行ってくださる国立の中学、高校と、そこを志望する生徒さん応援しています。 こうした理由から特に
国立中学の教育国立高校の教育については特筆して一つのページを立ち上げています。

 こうした中学や高校を受験した時に重要だった内容や、入ってからの学校教育内容の話というのは、それぞれ入試が終わると重要ではなくなって失われたり、卒業すると忘れていってしまうため、具体的な情報の多くが残らないというのは事実です。
 本ページでは前述のように、そうした国立の中学や高校を志して努力している生徒さんを応援していますので、こうした情報を伝えられるようにページに留め、またこれを志している生徒さんやそのご家庭から最近の状況を伺って、こうした内容を残していくようにしています。 2k−4−10「国立中学校、国立高校を一緒にチャレンジしませんか。」で記載している項では、本ページには記載しきれなかったような内容や、こうしたものの詳細をお伝えすると共に、そのチャレンジを元に最新の受験事情、内部進学事情や入学した後の様子を伺って、ページを更新していくようなことをやっています。

 以上,、かなり具体的な内容を記載してきましたが、これは複数の国立中学校ついてのもので、一般的でない内容については校名は伏せて記載しています。  冒頭「2k−2−1 具体的な授業内容」にも記載しましたように、全ての国立中学校がこれと同じという意味ではありませんので、傾向を見るような意味でご参考ください。
 特に国立系の中学校に関することを重点的に記載しましたが、これはこうした中学校の教育、中学入試、学校内の様子などの一般的な傾向の把握により、(国立に限らず私立も)学校説明会での聞きたい内容の整理、比較、パンフレットなどを読むときの背景知識としてご活用ください。 学校の実名を伏せていますので、是非そうした読み方をしていただくようにお願いします。

 また、以上の内容は個人的見解や、あいまいな事実が含まれたり、(知らずに)誤っている内容が含まれる可能性もありますので、そうしたことに留意の上ご利用ください。 本当に確実性が必要な情報は、各校から出されている公開情報や説明会などでよくお確かめになってください。


 長文に最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。...

      当ページの内容に有用と思われるものがありましたら、
      是非お知り合いの方にもご紹介ください。
      このサイトは口コミを主な紹介活動としています。



 −− お願い −−
 中学や高校を受験した時に重要だったことや、チャレンジのための内容、各学校の教育、その学校を受験することにに決めた経緯などの情報は、次にチャレンジされる方にとって非常に重要なものであるにも関わらず、具体的なことの多くは残っていきません。
 本ページでは、チャレンジされたご家庭からいただいた内容などから、こうした情報を伝えられるようにページに留め、差し障りの無い範囲について公開しています。
 本ページを見て、情報がなんらかの役に立ったと思われましたら、是非次にチャレンジされる方のために情報の提供をお願いいたします。


−−−−−
Addendum (Home Pageの後書きとほぼ同じ内容です。)

 本サイト(http://iromizu.com/index2.html)のメインページでは、遊びなのか、手品なのか、勉強なのか、何やら分からぬものをいくつかご紹介しています。 「遊ぶこと」と「学ぶこと」、この根元は同じ所からきていると思います。

 面白いから、興味があるから、それを学びたいと思うわけです。
 学ぶ過程も半ばを過ぎて、高校や大学に進学する時期には、これから自分が何を専門に学ぶかを選択するときがやってきます。 それまでにいろいろな物を見ておけば、選択の範囲が広がり、最も自分にあった分野を選択することができることと思います。
 音楽、美術、スポーツ、政治、経済、報道、歴史、考古、動物、植物、医学、数学、情報、無線、自動車、機械、航空、天文、物理、化学、・・・・人の活動分野はまだまだいろいろありますが、本人にとって面白いかどうかは、やってみなければ分からないわけです。 専門を決める前に、断片でも、広くその面白さを感じさせてあげられたら、それが一番ためになる教育になるのではないかと思っています。 そしてこれは、子を持つ親の重要な役目なのではないかと思います。

 最近、学校教育では理科あるいは科学離れ、理科嫌いが進んでいるようです。 人の活動には、科学応用の分野は非常に多いですから、これは学生さんたちにとって、将来の選択の幅を狭める方向に遠因として働くのではないかと感じます。

 さて、不思議なものの好きな私たちは、「ちょっと面白いもの」を考えるのが趣味のようなものでして、暇をみては変わったものを作っています。
 こんな、一見「なぜ?」と不思議を感じてもらえるようなものを手品にして、好奇心を持ってもらったら、理科/科学の面白さを感じる一助になるのでは? そんな「ちょっと面白いもの」を作ったら、理科が好きな生徒さんが増えるのではないかと思って、変わった手品を作り、その解説を書き、これをホームページに載せるという作業を始めました。

 お子様への教育で最も重要なのは、対象とする物事への興味だと考えています。
 興味があれば教えなくても自ら調べて取り込んでいきますし、理解に難しい内容でも取りあえず取り入れていくという行動が見られます。 そして後になって、いろいろなことが広いつながりを持って理解できるようになります。 こうして自ら学んだことがらは、単に「既に理解していることの上に積んでいく教育」とは違った、深い内容を伴ったものとなります。
 私たちは、「理解できる年齢か」よりは、「興味を持てる年齢か」が重要だと考えています。

 「不思議な色の世界」の解説や、科学で遊ぼうのコーナーは、易しく読める内容と、少々お子様には理解が困難ではないかと思われる内容が、章を分けて混在しています。
 これは、幅広い年齢層の方に、面白く読んでもらえるようにと考えた結果です。 お子様にとって理解の難しい内容でも、数式や化学式の意味を見なければ、「こんなものか」と妥協して読んでもらえるように配慮しています。 また、この内容に興味があれば、取りあえず内容を取り入れてもらえると思いますし、後になって急にいろいろなことがつながりを持って理解できるようになると思います。
 是非、お子様が興味を示しているようであれば、これを解説してあげてください。

 最後に、前述のように、私たちは「ちょっとした面白いもの」を考案し、作ることを趣味としておりまして、手品に限らず、暇があると何か面白いものを作ることを考えています。 これからも面白いものを考え、ネタが完成しましたらホームページに載せて、解説も更新していきますので、是非また本ページを見にいらしてください。
 お待ちしております。

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にあふれた
・さまざまな
といった 「」や「科学」に関係したことがら、
に関係したことがらを主テーマとし、ここから関連して、
・香りに優れた

の香りの科学
・採集コレクション
彩豊富な 「美しい南フランス」
・高分子の科学科学であそぼう「ペットボトルロケット」
・そして本ページの
国立中学の教育(2項「科学で遊ぼう」のAppendix1)
など、いろいろを紹介しています。 是非、本ページのホーム「〜不思議な色の世界〜」をチェック
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1−1a 虹を作ろう     1−5a にじいろスティック    1−2a ジュースで乾杯     1−9 シェイクシェイク

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2d 花の香りの正体       1−3a 突然ワイン       2b.高分子の科学       2c ペットボトルロケット
 


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  〃 Part-3(ひおうぎ貝の魅力)へ               Appendix 国立中学・国立高校の教育(What's New)




                            

                             

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